Yarmo “Short Coat”
Yarmoの新作、「ショートコート」をご紹介します。
インポートアイテムの宿命として避けられないのが、納期遅れ。。
今回のYarmoがまさにそれに当たる訳ですが、
逆に考えると届くまでのドキドキ感・期待値を上げてくれるのも、
またひとつの側面。
そういうことでお得意のフレーズ、“満を持して”でのショートコート。
以下見ていきましょう。
シーズン分け隔てなく、生地を変えて通年で取り扱うアイテムも多いYarmo。
ドライバージャケットやワークパンツなど、
どこかしらでご覧頂いている方も多いはずです。
根強い人気を誇る上でのロングセラー。
納得のラインナップだと思います。
そんな安心安全アイテムが多いYarmoの中で、
↑もその位置付けにあたります。
かなり昔から付き合いのあるベンダーさんですので、
自分も定番モノのラインナップは熟知しています。
展示会でも目だけは通します。
そんな中で久々に閃いたのが、このコート。
『え、なにこの色?リトアニア!?やりますッ!!』
そういう勢いも時には大切だと、今は言いきかせています。
シルエットやデザインは、いわゆるステンカラーのそれなので、今回は割愛。
一番の魅力になり得るのは、やはり
“カラーリング”&尋常じゃない“ふっくら感”
です。
James Mortimerの特集内でも触れていますが、
リネンの原料のひとつになるのがフラックス(亜麻)。
フランス&ベルギーの西欧サイドとともに挙げられるのが、
東欧サイドのリトアニア(&ベラルーシ&ロシア)です。
バルト海に面した国ですね。
自分もリトアニアリネンのイメージとして、テーブルクロスやエプロンで
見かけていたことから、
『繊維質が太い、キッチンクロス向け』
な先入観を持ってましたが、実際はそうではなく、
色んな種類があるんだとか。
今回はそんな中から選ばれた細いリネンを、綾織りで肉厚な生地に。
コートに使っても遜色ないようなウェイトを持つ、バルキーな風合いです。
製品にした後に洗いを掛けてますので、ふわっと(というよりボワっと?)
した質感をご覧頂けるはずです。
そしてこの独特のグリーンの色合い。
再現するのに相当骨が折れました...
忠実にいけているはずかと。
単にグリーンと呼んでも良いんですが、
5minutesではあの呼び名で統一しときましょうか?
今季、ブルーやグリーンが店内に多いのは、
偶然だったと思うのですがどうなんだろう...?
こちらのコートですが、Yarmoらしいワークコートの類いであることから、
身幅に余裕は持たせています。
なんですが、着丈&袖丈は短めで、かつきつめの洗いを掛けたことから、
結構小さ目に仕上がってきています。
短めの袖や広がりのあるAラインのシルエットから、
↑のように女性でもお召し頂けるように思います。
全然アリですね、この感じだと。
きちんとボタンを留めてというよりかは、ショップコート感覚で
引っ掛けるというのが、スプリングコートとしての気分のように思います。
お送りしてきたYarmoのショートコート。
納品の遅れでご紹介が本日にはなりましたが、
定番アイテムとして同じモデルが採用され続けているだけに、
古びない魅力を備えています。
ペラッペラな春向けのコートでない分、実働期間は結構長く、
その辺りもロングセラー足る所以のように思います。
“バルティックグリーン”のコート、新緑の季節におすすめです。
自撮りではありますが、どうぞご覧になってみて下さい。