ARAN “FATIGUE-46 BS”
ARANの「ファティーグ-46」をご紹介します。
猛暑の折いかがお過ごしでしょうか?毎日こんなだと気も休まらないところ・・
と言ってもおかげさまで慌しく過ごしておりまして、予想外の入荷を片したり注文を処理したりと、
プチ ハードモードとでも申しましょうか?いわゆる買い付け的出張も始まりましたし。
前世はきっとマグロとかサメだったんだろうな。あるいはピラミッドの石を運び続けていたとか?
よく分からない例えはいつもの悪いクセとしつつ・・コチラの投稿が少しでも息抜きに
つながれば何よりです。
あと人生で初めて、クルマのリコール通知を受け取りました。
ブローバイホースなるもの、もうちょい耐えてくれ・・
月曜に途中まで作成したものが中断されていたので、本日改めて。アランさんのファティーグパンツ。
自分はおっかない先輩にファティーグの呼び名で強制?されましたが、ある人にとっては
《ベイカーパンツ》のほうが通りが良いかもしれません。好きなほうで良いと思いますが。
名作軍パンを復刻しているアランさんでも欠かせないロングセラー品番、
というよりトップセラーの地位なのはコチラだと聞き、遅ればせながら参戦を果たします。
とは言えド定番に安直に流されないのが、面倒くさい5minutesマナー?でもあります。
レギュラーより後発モデルを愛でる。王道より覇道。邪道だと大仁田なので、ここは覇道で。
ファティーグ-46は大まかに言うところの“テーパードシルエット”が持ち味になります。
レギュラーモデル、あるいは基になる米軍由来のベイカーパンツはズドンとした
ストレートなシルエットがデフォルトです。これは生地を直線的に裁断することでロスなく
&業者ごとでブレなく生産する意図もあってとか。(戦時下で資材不足もありましたし)
量産品だけに簡易なパターンでミスなくガンガン作る代物。
まぁそういう事情は置いといて、腰周りまで直線的なこともあり穿いたときに感じる
『骨盤周り小さいなぁ。ケツに余裕なし』を私的に思ってました。
サイズアップしたら足周りが太すぎる問題。501のデニムにも通じそうな長年の困り事だったかと。
その辺の懸念が届いたのか、コチラの46では腰~ケツを大きく&股上を深めに変更。
従来のベイカーパンツらしさを損わない程度にスタイルアップを図った、そんな見立てです。
ちなみにここまで“ヨンロク”と連呼してました。サンプルになったヴィンテージに記されていた
数字なのは間違いないそうですが、それ以上の詳細は分からないとのこと・・
まぁ声高にエヴィデンスは~と突っ込むのは野暮ってものです。ここではシリアスよりロマン。
1946年製のミリタリーヴィンテージに思いを馳せましょう。
ベイカーパンツと言えばの王道なら《Back Sateen》でありましょう。
こういうところは妙?な生地に流れず、バックサテン一択にさせていただきます。
先立ってフジトさんでの投稿内で述べてましたが、ベイカーパンツの復権もあり、
それと共に代表的な生地になる↑も再注目されるようになった今日この頃。
ミリタリー由来らしい武骨感ある見てくれ、でも足を通したらサテン織りのなめらかな肌触りは
経年変化していく様子とストレスフリーな着用感を同時進行で楽しめるのがメリット。
年中無休の通年モノとしてご愛用ください。
まったく関係ない私見ですが、バックサテンって『煮てよし焼いてよし、揚げてもよし』(?)
なんじゃないかと。最近はそんな風に眺めています。雑感・・
皆さん各自での『ベイカーパンツ評』があろうかと思います。男性陣であればさほど頭を悩ませず、
スマートな軍パン的なノリで組み合わせていただければと。
リアルなベイカーパンツにないメリットとしては、テーパードのシルエットやレングスの設定から、
過度に裾がたまらないスタイリングが出来る点が挙げられます。
ベルトする・しないも腰脇のサイドストラップ込みでいくらか調整可ですので、お役立てくださいませ。
ざっくりARANの「ファティーグ-46」をご紹介してきました。
好まれるスタイルに関わらず、強弱は別にして“ミリタリー・フレーバー”を取り入れるのは
今じゃ自然なことになっています。
手っ取り早くであれば軍パンに落ち着く反面、『チノパンじゃ物足りないしカーゴだとクドい』
なんてケースは各自心当たりがあるはずです。
ベイカーパンツが尊ばれているのは、双方の中間に位置しいているようなバランスの良さ
なんだと思います。その候補のひとつになるよう、改めてご覧くださいませ。
それでは宜しくお願いします。