SANDERS(サンダース)特集
1873年、ウィリアムとトーマスの兄弟により、英国高級靴製造の聖地・ノーザンプトンにて設立された”Sanders & Sanders Ltd(サンダース)”。 長い歴史で培われた素材選びに、伝統的なグッドイヤーウェルト製法によるレザーシューズを今なお作り続けています。 「ノーザンプトンにおける最後の実力派メーカー」とも言われており、長らく国内未発売が続いていた中、 2006年の秋より本格的な上陸を果たしました。 各国の警察やMilitary、およびSecurity用のシューズとしての採用実績はつとに有名で、お膝元であるイギリス国防省(MOD)への 供給メーカーであることから、製造ラインの共有化により、コストパフォーマンスに優れたMade In Englandのシューズを生み出せる、 イギリス屈指のメーカーです。
Main Client
MODにおけるU.K madeのレザーシューズを独占するSANDERS。同社生まれのシューズは、先のロンドンオリンピックでも、GUARD(近衛兵)の足元を彩りました。シューズそのものに対する確固たる定評は、「GIEVES & HAWKES」・「LEWIS LEATHERS」・「MARCEL LASSANCE」・「A.P.C」・「RALPH LAUREN」・「THOM BROWNE」…と言った、錚々たるブランドの製品を手掛けた実績が裏付けています。伝統と格式を備えた超老舗から、トレンドを牽引するブランドに至るまで支持されるのは、品質と技術力の高さを評価されてのものです。
製造工程
コンピュータ制御システムによるマシンの導入もあり、生産性の向上を図っていますが、多くの工程は今も熟練した職人の手に委ねられます。差しさわりの無い程度で、代表的な製造工程の一例を挙げてみました。天然素材を用い、伝統的な製法によって生み出されるレザーシューズの数々。Tricker’s <1829年>、GRENSON <1866年>に次ぎ、Church’sと同じ年に創業したSANDERS。設立以来変わらぬ製造方法の一端に、思いを巡らせてみて下さい。
ラインナップ
従来からのインラインになる『SANDERS COLLECTION』、LAST(ラスト・靴型)No.266を用いたラインナップの『MILITARY COLLECTION』は、英国靴らしい端正な趣きを残しつつ、ミリタリーシューズに通じる堅牢な武骨さを備えたものです。各画像をクリックの上、それぞれの詳細をご覧下さい。
*ブログでも個別にご紹介していますので、下記リンク先も合わせてご覧下さい。 『ミリタリーキャップトゥ チェルシーブーツ』 『Uチップ ダービーシューズ』 『ミリタリーダービーシューズ(ポリッシュドレザー)』 『“ブリット” チャッカ』 『スエード チャッカブーツ(プレイボーイチャッカ)』 『ロイヤルアーミーシューズ』 『ダービーシューズ/キャップトゥブーツ』
アッパーの素材の違い・縫いの違い・カラーリングの違いにより、それぞれの個性を感じさせるラインナップ。ただどのモデルにも言えることは、“英国靴の良心”とも言うべき、実直なものづくりの息吹を感じさせる点です。「名より実を取る」。SANDERSの持つ魅力は、そんな実用性の高さにあるのかも知れません。