New Brand “arrels”
新しいブランド、「arrels(アレルズ)」をご紹介します。
前回から続く“謎ブランド”シリーズの第2弾。
軽々しく謎だなんて呼ぶのはアレですが、いっとき謎肉がもてはやされていた位です、
便乗しても罰は当たらんだろーということで、本日もお届けしていきます。
早速ですが、ミステリーツアーにご同乗ください。それではふ〇ぎ発見(?)。
前回のBONIE DOON以上に難航を極めた、arrelsなるシューズブランド。
取扱店国内でほぼなし・ブランドリリースなしのナイナイ尽くしの中、
唯一の手掛かりは本国サイトのみという(・・)、謎ブランドならではのハードルの高さ。
回答前からボッシュートな気分(?)に陥りましたが、
分かる範囲の情報を皆さんとシェアしていきます。
スペイン・バルセロナ生まれになるアレルズ。
スペインと言えば各地で靴の生産が盛んで、MADE IN SPAINのラバーシューズは、
皆さんもどこかしらでご覧になっていることと思います。
工場の数だけファクトリーブランドが存在すると言っていいくらい、
日本未上陸のお宝が眠っているであろう、ミステリー大国。
アレルズは“良いモノ作っているファクトリーブランド(けど野暮ったい)”とは若干異なり、
もっとデザインも含めたヴィジュアル面からのアプローチが強めです。
その辺はシューズばかりでなく、↑のボックスなんかにも表れています。
『都会のコンクリート(アスファルト)をはがしたら、自然なままの地表(地球)を目にする』
というのをグラフィックで表現。はがした(破いた?)感じが彼らのアイデンティティ。
まぁ皆さんにおかれましてはバルセロナから連想する、
“情熱・気候・建築・音楽・熱狂”
といったものがシューズを通してデザインされている、その理解で良いのかと。
ちなみにカタルーニャ語のarrelsは、英語でいうところの「ルーツ」だそうです。
スリップオンの外観は、いたってオーセンティックなもの(なはず)。
私が自腹を切る予定だった非オーセンティックなカラーリングは、
見事にドロップ=生産中止となりましたことを、この場でお伝えしておきます。。
ネイビー1色だけに、かかとの切り替え赤キャンバス&トリコロールのタブ(持ち出し)が
アクセントになっているのは一目瞭然です。
なんですが、細部に目をやると思いの他作りが丁寧で、
デザイン優先の軟弱スニーカーとは似ても似つかぬモノ。
裏貼りもきちんと貼ってあるので、靴そのもののグレードが高いのは間違いない。
ソールも工場が変わる前のスプリングコートを彷彿とさせるゴム感、
気持ーちやわらかめでグリップが効き、踏み応えの良さを覚えます。
その踏み応え=履き心地の良さにひと役買っているのが、以下になるのですが。
今回ばかりは伏字なし、はっきり言っといても良いでしょう。
“テンピュール”素材からなるインソール。
私にオーダーを決意させた必殺のディテール。気持ちよくだまされました(?)。
テンピュールに限ると『門外不出の製造方法』になるので(違いましたっけ?)、
ここでは“体圧分散素材”ということにしておきましょう。
カガワ選手御用達マ〇フレックスや、カズ・ネイマール選手のエ〇ーなどの、
高反発ウレタンフォーム系の枕やマットレス。あれの薄いヴァージョンが↑コチラ。
一挙にお買い得感が増しませんか、どうです?
私も20年ほど前に初めて入手したテンピュールには、心底感動しました。
(現在は類似品にグレードダウン・・挽回したい)
薄手のインソールと言っても、ラバーソールの反発力も加わるクッション性は、
不思議な履き心地につながる重要なポイントです。
入手したあかつきには、皆さんもぜひプニプニ押すことをお勧めします。
コーディネイトページでも一部出ていますが、ソールが白というだけで
軽快さや爽快感が出てくるのはご覧頂ける限り。
5minutesのフォロワーにはおなじみな、青・白・赤=“トリコロール”が完備とあれば、
すぐ隣の国境を越えた「フランス」の薫りすら漂ってくる。
西仏を一挙両取り?で楽しめるとも言えるでしょう。
(ほぼ)国内初上陸になるバルセロナ発のアレルズ、いかがでしたでしょうか?
本来はたくさんラインナップされているフットウェアそれぞれに、
アーティストやデザイナーとコラボしたテキスタイルを用いるといった、
シューズを通したクリエイティブなアートワークが特徴のブランドです。
私が熱望した某インテリア・プロダクトデザイナーものは日の目を見ませんでしたが、
ある種取っ掛かりやすい無地が来ただけに、賛同頂けるのではないかと思います。
ユーロスタイルのヴィジュアル+コンフォータブルな履き心地を持つアレルズ、
謎解きがてらご覧になってみてください。
あっ、もっと詳しい情報をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。
粗品(おそらくヒ〇シ君人形)をもって御礼に代えさせて頂きます。
宜しくお願いします。