comm. arch. “Links Plating S/S”
comm. arch. “Links Plating S/S”
comm. arch.の「“Links Plating S/S” リンクスニット」をご紹介します。
一昨年のデビューシーズンから、ひっそりとご用意している
ニットウェアブランドのcomm. arch.。
『ニット』というワードで見ると、秋冬向きと捉えがちになりますが、
コムアーチさんでは春夏もきちんとラインナップされてまして、
5minutesではこの時期だとお初ということになります。
春のニットもの、当店においては取り立てて珍しくないものの、
コチラが届いてあーだこーだ見た上でひとこと、
『こんなに良いならもっと早くやっときゃ良かったよ。。』
と嘆いた次第。
展示会では商品をしっかり見るべきだと、今になって思います。
というわけで本日はコムアーチの新作アイテム。
超っ早でアップした手前、こまかいところでミスった形跡はありますが、
これも皆さんにクイックにご覧頂きたい気持ちの裏返し。
それでは以下見ていきましょう。
サマーニット・サマーセーターの類い、歴代の自分の持ち物でも
いくつかあったのを思い出します。
コットンのハイゲージもの、ざっくりなローゲージもの…etc
袖を通さなくなって久しいものです。
原因は分かっていて、長袖ものをまくって着るため袖がビヨ~ン。
メゾン系のトレンドですと、袖長がキテいるようですが、
私の場合だとただの劣化で伸びただけのこと。
先取り感ゼロのくたびれニット、その成れの果て。。
という経緯もあり、半袖モノで何かないかな?と見ていましたが、
さほど心を動かされずに早数年。
ようやく心躍るものに出くわし、快哉をあげました。
快哉などと難しく言おうとしてますが、
単に軽くガッツポーズをしたまでのことです。
冷静ぶる・落ち着いた風を装う私が心動かされたポイント、
それは“ガンジーセーターっぽさ”を感じたからでした。
『ル・ティシエ あいつも着てた ガンジーを』 (?な方はwikiと動画をご覧ください)
という格言?が浮かぶくらい、ガンジーセーターに思い入れはありますが、
↑のニットウェアにも薄ぼんやり、ガーター編みやケーブル模様が
私には見え隠れしてしまう、結果グッと来てしまうという流れです。
シンプルな半袖ニットにひそむ、鼻孔をくすぐる海の香り・・
実際は無臭ですが、なんとなく港の汽笛の音が聞こえてきました。
まともな話をしていないので(・・)、本題の商品について。
ニットニットというと先入観を与えてしまいがちですが、
個人的にはサーマルT、厚手の鹿の子Tだと思っています。
それは生地の風合い・肌触りから来ているのですが、
一瞬リネンと見間違うほどのシャリシャリ感、ここにあるはずです。
強撚糸を使って、デコボコがはっきり出るよう編み立てたそれは、
ベタつき知らずの心地良さに浸れるものだと思います。
『鹿の子 ≦ リンクスニット ≦ スウェット・ニット』
イメージとしては、おおむねこんな感じかも知れません。
ヴィジュアル的に目を引くのが、袖と裾の「リンクス柄」にあるはずです。
リンクスの記述、このサイトではお初のワードではなく、
先日ご紹介していましたFilMelangeのアイテムでも取り上げていました。
『近年のニット界を席巻する、春夏必須のファブリック』。
おおげさな言い回しですが、決して的外れではないでしょう。
どこが表でどこかが裏なのかを探すのも、面白いように思います。
私としては2色の糸で編み立てていることで生まれる
杢=ヘザーな色合いも大変好みでして、
生地のデコボコと相まって、奥行きのある表情を覚えました。
こういうメランジェ感こそ、大人が愛でるニットウェアの愉しみ、
そんなことを勝手に思っています。
急いでいた為、とりあえず感のする↑ですが、
おおよその色合い・サイズ感の参考にはなりそうです。
合わせてご覧ください。
お送りしてきたコムアーチのリンクスニット×2色、
いかがでしたでしょうか?
リンクス編みの良いところは、リネンのような質感を味わえつつ、
伸縮があって着やすい・シワがつきにくいなど、
丁寧な扱い方を必要としない点にあるはずです。
味わいは、一歩間違えるとだらしなさになりますので、
そういう面でも使いやすさを覚えて頂けるのではないかと。
春夏でご用意したアイテムにも、新鮮さを感じて頂けると幸いです。
宜しくお願いします。