James Mortimer 2016SS
James Mortimerのシャツをまとめておきます。
当店の進め方ですと、速報をまずはドンと打ち上げておき、
おごそかに商品ページを作成、完成後に改めてご紹介するといった流れです。
よって紹介のタイムラグが生じるのは致し方ないとして、
季節とアイテムの特性が一致しないのを口実に先送り。
そのまま体よく忘却する(・・)というのも、ままある話です。
ということで本日は↑のシャツを取り上げることにします。
「coming」いう便利な速報ブログの追記・まとめ、
そんな感じで進めていきます。
タイプライターのシャツが乱立?しているのは、既に何回かお伝えしていますが、
その中でも“ドレス寄り”の真打ちとも言えるのが、↑のラインナップ。
クリアで清々しい、好感度3割り増しの白シャツ、そんなところでしょうか?
最近のモルティマーですと、タンブラーウォッシュ等されてない、
“素”の状態な生地で納品されるので、ブロードなのかタイプライターなのか、
パッと見分かりづらい感がありました。
仕入れ元もそう言っている事だし、洗ってけばはっきりしてくるだろうと。
適当な思い込みは、↑のカーディガンを羽織ったときに打ち破られました。
『あっ、なるほどねー。“引っ掛かり”がちょっと強いかも』
こう書いて理解頂ける方は、相当な玄人筋ですが、
次にご紹介するモノに比べると、その差はくっきりと感じられます。
ちなみに今回のモルティマー、「GIZAコットン」が使われていますが、
このカーディガンとの相性の良さは、抜群だと思っています。
店頭での接客やちょっとした試着のたびに、
良い意味での異質さに感極まってしまう、そんな場面に遭遇します。
こう見えても自分、涙もろいほうなので。。
冗談はさておき、前回のブログでざくっとお伝えしていましたが、
今シーズンのハイエンドファブリックとして提供されているだけに、
プライスに違わぬ価値を秘めているものだと思っています。
ハイカウント糸は細~い繊維を束ねて1本の糸にしたうえで、
それを使って織り上げて生地にする、そういったもの。
もとの繊維が相当細いものというのが必須条件です。
『インディゴ染めされた綿で綾織り(ツイル)されたもの』
なんていうと、それだけで厚みがあって硬いだろうというイメージですが、
そんな様子は皆無。
あのブランド・アイテム以上の質感には、ただただ驚いています。
ちなみにハイカウント糸には形状記憶的な機能=復元力が備わるので、
洗濯してもシワが弱く、軽くプレスするだけですぅーっとシワが取れます。
その辺りもぜひお確かめください。
Brand Feature “James Mortimer”
今回の生地に関して、資料的なものが見当たらないので、
私見のみの気付きを挙げておきました。
と言っても文字に起こせるのは、知り得る部分のほんの少し。
詳しく聞きたい方がいらっしゃれば、どうぞご一報を。
眠気を催さない程度での講義(?)に馳せ参じます。
アイリッシュリネンがデフォルトとなりつつあった中、
原点回帰な意も込めてご用意した、2016SSのラインナップ。
特に無用の長物?と化していた“コンパーチブルカフス”も、
コットン素材になったことで使用可能になっただけに、
パーティー・フォーマルシーン使いでも検討しやすくなったはずです。
特集の冒頭で述べている、『上質なシャツ』という金言。
その言葉の意味するところを、今回のシャツから感じてみてください。
宜しくお願いします。