FUJITO “Fatigue Pants” New Model

2014.02.26 / アイテム

FUJITO(フジト) ファティーグパンツ(ベージュ)

FUJITO “Fatigue Pants” New Model

 

 

 

FUJITOの名作アイテム、「ファティーグパンツ」をご紹介します。

 

 

 

5minutesでFUJITOを始めてからですが、おそらく欠かしたことがないのでは?

と記憶している、こちらのボトムス。

 

Acerともども、不動の地位を築いている定番アイテムです。

 

 

ファティーグパンツ=ベイカーパンツと言えば、

その形をすぐ思い浮かべられる方も多いのかと思います。

そのくらい、ミリタリーを元にしたデザインは不変的なもの。

 

そういった馴染みのあるアイテムだけに、

各ブランドさんの姿勢というか捉え方というのが

如実に反映する気がしています。

 

 

各社各様のベイカーパンツを見比べてみるのも良いかもしれません。

 

 

(*で、毎度の展開で恐縮ですが、『定番のファティーグパンツって何よ?』)

だといけませんので、↓に以前のブログを載せておきます。

 

速報。~FUJITO ファティーグパンツ~」)

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ファティーグパンツ(ベージュ)

 

 

 

 

とここまでお送りしてきたファティーグパンツ、

本日の表題で“New Model”と挙げていますので、そのあたりを見ていきます。

 

 

皆さんは気づかれましたか?

前後のパッチポケット、丸型・ラウンド仕様にアップデート

されているということを。

 

もうひとつ付け加えると、ヒップポケットからフラップを外したのも

ご覧頂けるはずです。

 

 

ほんの少しの仕様変更なだけに、そう大差ないのでは?

な方もいるかも知れません。

 

否、結構雰囲気変わりましたよ、これは。

 

 

 

本来のベイカーパンツですと、生産効率を上げる意図から、

直線で裁断したものを貼っ付ける、いわゆる大量生産の工業製品の向きが強い、

無骨そのもの。

 

それが

曲線で裁断→テーラーメイドの影響→少量生産の手工芸品=身体に合わせた“丸み”、

やわらかな印象が生まれたように思います。

 

 

戦時下や閑散期に、腕利きの職人が軍モノ工場に駆り出される、

というのは普通の話ですが、それを絡めて書き出すと収集がつかないだけに・・

柔和なイメージが生まれた

というひと言で、締めくくっておきます。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ファティーグパンツ(ベージュ)

 

 

 

 

パナマクロスをセレクトしたというのも、個人的には嬉しいポイント。

 

 

タテヨコ平織りの生地は、糸の太さやメッシュ状の組織が

“パナマハット”のあれに似ていることから命名されたことになっています。

 

「通気性の良さ・速乾性の高さ・雑に扱っても風合いが損なわれない頑丈さ」

を言われます。

 

あと肌への接地面積が少ないんで、ベタベタしないのも。

 

 

 

とはいうものの、ミリタリーウェアを語るに避けては通れない素材で、

良い意味での粗雑な綿織物としてヴィンテージから現代サープラスに至るまで、

意外と似寄りなものを見かけることも多いものです。

 

 

自分の中では、パナマクロス=ベージュが偏ったイメージでありますので、

今回もその声に従った次第です。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ファティーグパンツ(ベージュ)

 

 

 

 

個人的にはこちらのファティーグパンツ、

『どこまでざっくりロールアップ出来るか?』

が、スタイリングの肝になるのではないかと思っています。

 

 

『水に濡れちゃいけないんで、慌てて裾をまくりました』

な具合を、いかに自然に演出できるか?

 

そんなハードルを掲げています。

 

 

 

 

入荷してきた時点で、少なからず反響を寄せて頂けたファティーグパンツ。

 

デザインというよりかは、その色合いやゴワっとした質感に、

関心をお持ち頂けたとか。

 

 

定評のあるアイテムと、安定感のある素材とのコンビネーションなパンツは、

スタイリングには欠かせないものとしておすすめです。

 

春を意識したボトムスとして、どうぞご覧になってみて下さい。

 

宜しくお願いします。

 

 

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