プレーントゥ。
個人的なことで恐縮ですが、革靴(レザーシューズ)に関しては、
職業柄(趣味と実益を兼ねて?)もありまして、
それなりの数を所有しているような気がします。
今となってはそんな面影が少なくなっていますが、
ドレス(ビジネス)畑にいた頃はスーツorジャケパン(ジャケット&パンツです)
の格好でしたので、当然足元もレザーシューズを合わせる
スタイリングでした。
時々(結構?)スタンスミスを履いていたこともありましたが、
それもレザーということになりますので、
それなりのコダワリと投資?をしていました。
ここで、持っているブランド名を挙げるような靴自慢(...)
のようなことはしませんが、自分としてはブランドうんぬんより、
色々な形・モデルを取り揃えようとはしていたと思います。
ただ、サイズに難のある僕としては、今のカッコからすると
どうしても足が小さく見え過ぎるので、
日の目を見なくなったものも数知れず...
で、何やかんや言いまして結局一番多く履いているのが、
↑とほぼ同型の外羽根式のプレーントゥだったりします。
靴の形としては装飾の少ない、本当にオーソドックスな形でして、
縫い目やメダリオンが付いている訳でもない、
極めて「普通な」ものかと思います。
なんですが、色々付いていたり妙にとんがったり細かったりするのを突き破る、
ビクともしない
“シンプルな単純さ”
が魅力ではないかと思います。
流行というものとは無縁の揺るがない存在。
天竺のボーダーのカットソーとか白いキャンバススニーカーとか、
そんな感じのものでしょうか。
なぜ今回スウェードをご用意したかと言いますと、
「傷や劣化が目立たない」ということも挙げられます。
履く頻度や環境、革質によりますので一概に言えませんが、
ガシガシ履くプレーントゥタイプのスムースレザー(表革)ですと
ぶつけたり引っ掻けることによる生傷?が結構目立ちますし、
適度なシューケアをしませんとヒビ割れてきます。
その点、スウェード素材でしたら生傷の度合いも
そこまでは目立たないですし、普段のお手入れも概ね
ブラッシングぐらいで事足ります。
ラフに取り扱う形のものにこそ、相応しい素材だと思います。
12年以上履き続けている上でのご案内ですので、
比較検討した生の意見として、そこそこ正確なものかと思います。
色々お洒落なものとかが世の中にはありますので、
目移りしてしまうのは仕方ないですが、
「困ったらコレ」や「迷ったらコレ」と言った具合に、
何は無くとも非常に重宝するのが、この手のプレーントゥだと思いますので、
ぜひ一度お試し頂ければと思います。
宜しくお願いします。