EEL ハーモニーシャツ
“EEL ハーモニーシャツ” ホワイト×黒水玉/シャンブレー×紺水玉 S.M.L
EELの新作、「ハーモニーシャツ」をアップしています。
以前のブログ、
でさらっと触れていたかと思いますが、
『品揃えに関して意識的に少しづつ変わっていく』
的なことを述べていたかと思います。
柔軟に対応していきましょう、といった内容です。
本質的なところは基本変わりませんが、
一回やってみてから精査すれば良くねぇ?という、
トライアルの意も込めてご用意させて頂いた感のあるのが、
↑のハーモニーシャツです。
おそらく意識的にボタンダウンのシャツを扱うのは初めて
(もしかしたら2回目かも?)
という、5minutesでのエポックメイキングになるであろう
シャツのような気がしています(大袈裟過ぎですけど…)。
EELというブランドを表す代表的な縫製・仕様が、
該当ページにも書いてあります様に“袋縫い”というものになります。
直に肌に当たることの多いシャツですので、
表側と同等の縫製ということでストレスなくお召し頂けたり、
2枚の生地を合わせてあることで、縮率の違いによる洗い上がりの
表情が出やすく、独特のふくらみが生まれるという事で、
ここ数シーズンのラインナップには欠かす事の出来ないものになっています。
今回は、EELのシャツの中の定番モデル「リンカーン」を元に、
裏地にドット柄を組み合わせたホワイト&シャンブレーが登場しています。
個人差はあるかと思いますが、ドット柄の持つイメージというと往々にして、
フェミニンとか可愛らしいとか、
いわゆる“甘~い”様なものを連想される方もいらっしゃるかと思います。
柄の大小によっても印象は異なるかと思いますが、
だいたいはそんな感じかと。
こちらのハーモニーシャツも一見すると、そんなスウィート(?)さ全開に
思われそうですが、全体の佇まいも含めて、
意外ときちんとした品格のあるものだと思っています。
その秘密は、このボタンダウンのイメージソースが
ドレスシャツにあるからです。
高い台襟とロングポイントの襟先から生まれるナチュラルなロール。
巻きによって仕上げた前立て。
剣ボロからカフスに至るまでのステッチワーク。
背中と袖口につけたギャザー仕立てのプリーツ。
光沢感が特徴のシェルボタンetc...
など、あくまでドレスシャツのセオリーに添う様な仕上がりによって
グッとフォーマル度が増し、ドット柄の持つニュアンスが
変化しているように思います。
この辺のさじ加減というかバランス感覚が、
EELらしさ足る所以でしょう。きっと。
まぁこういったウンチクはさておき
(深く知りたい方はご一報を。元ネタになったシャツから
各ディテールにおける役割まで、懇切丁寧にレクチャー致します、笑)
やはり第一印象の面白さは、
所々にのぞくドット柄の見た目の意外さなんだと思います。
とにかく、EELならではのセンスを盛り込んだシャツとして、
今シーズンの代表作のひとつと言えるのが
ハーモニーシャツだと思います。
まずはじっくりとご覧になってみて下さい。
宜しくお願いします。