Y。

2011.08.15 / アイテム

FilMelange(フィルメランジェ)「JOY」 ボクサーパンツ

“FilMelange  「JOY BD」 & 「JOY」     ボクサーパンツ ”

 

 

 

ご好評頂いているFilMelangeのアンダーウェア、

「JOY」を取り上げてみます。

 

 

 

FilMelangeの魅力は、糸そのものへのこだわりによって生まれた

生地の風合い・柔らかさや肌触りにあろうかと思います。

 

そういう観点からしても、

「最初に何から手を付けたら良いの?」

といった疑問への答えは、自ずと出てきそうです。

 

まずは直接肌に触れるアイテムからだろうと。

 

 

そんなことも踏まえて5minutesではトップスではJAMES、

ボトムスではボクサーブリーフのJOYがご用意されている訳ですが、

そのJOY、見過ごしがちなディテールのひとつに

Y-Front

というのが挙げられます。

 

 

 

このY-Frontなる言葉、ご覧頂けるように

前面が逆さのYの字型の開きから来ている訳ですが、このディテール、

アメリカの「JOCKEY」というブランドのパテント(特許)になります。

 

 

JOCKEYというブランドが始まったのは1936年でして、

前身の靴下会社は1876年の創立ですから、

悠に130年を超える歴史を持つ老舗ということになります。

 

もともとこのY型フロント、フランスのリヴィエラ海岸(=コート・ダジュール)で

寛ぐ人達が穿いてたスイミングパンツをヒントにしたもので、

1934年にJOCKEYから販売されてたちまちベストセラーになったという、

当時としてはコペルニクス的転回な出来事とも言えるものでした

(だいぶ大袈裟に言ってますが…)。

 

 

 

これだけの歴史がありますんで愛用者も数多く、

有名どころですと、かのアンディ・ウォーホルも終世愛用していたということを、

自分の著書の中で述べています

(確か、「ぼくの哲学」の中だったような気がしますが…再確認し直します)。

 

 

 

 

 

 

(出典:『GENTLEMAN』より。内容を一部抜粋)

 

 

 

アメリカ生まれの意匠ではありますが、出自を辿ればフランスに行き着く訳ですし、

↑のイラストもドイツの広告のものだったりと、グローバルなアイテムとして

紳士たちを魅了してきたアンダーウェア。

 

 

そのデザイン的な良さも踏まえつつ、

FilMelangeの十八番でもあるナチュラルコットンが使われているとなれば、

着用感や肌触りの心地良さは、必ずや納得頂けるはずだと思います。

 

 

 

ご好評により、早々にサイズ欠けも出てきていますが、

お持ちでない方はぜひお試し頂いて、体感して頂ければ幸いです。

 

宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

<追伸>

 

 

本日のお題は、「Y。」の一文字という、

かなりシンプルなものだったんですが、

色々なものがシンクロしてのYになります。

 

僕の中でのYというと↓、

 

 

 

 

「THE POP GROUP   『Y』」

 

 

 

ジャケットからして危険な薫りプンプンですが(...)、

知る人ぞ知る80年代のニューウェイブのバンドです。

 

ニューウェイブとは言ってますけど、

その前衛的な音楽性もあって何ともカテゴライズしにくい、

恐ろしい魅力を持ったバンドなんですが、

既に30年前に解散しており、

数年前まではあの人たちは今?状態でした。

 

 

それがなぜか、昨年にまさかの再結成。

 

おまけに昨日のサマソニに出ていたという、

恐ろしい(笑)事が繰り広げられてた訳です。

 

 

 

サマソニのポップグループからJOCKEY、

さらにFilMelangeにまでリンクさせてしまいましたが(笑)、

このYなるアルバム、データともに紛失してたので(...)

改めて買い直さないとなりません。

 

 

最近、せっかくジャズ~音響派な穏やかな生活を送っていたのに、

余計なものを思い出させてくれましたが(笑)、

それもまた趣きがあって良いのかなとも思っています。

 

 

CATEGORY: アイテム