Y。
“FilMelange 「JOY BD」 & 「JOY」 ボクサーパンツ ”
ご好評頂いているFilMelangeのアンダーウェア、
「JOY」を取り上げてみます。
FilMelangeの魅力は、糸そのものへのこだわりによって生まれた
生地の風合い・柔らかさや肌触りにあろうかと思います。
そういう観点からしても、
「最初に何から手を付けたら良いの?」
といった疑問への答えは、自ずと出てきそうです。
まずは直接肌に触れるアイテムからだろうと。
そんなことも踏まえて5minutesではトップスではJAMES、
ボトムスではボクサーブリーフのJOYがご用意されている訳ですが、
そのJOY、見過ごしがちなディテールのひとつに
『Y-Front』
というのが挙げられます。
このY-Frontなる言葉、ご覧頂けるように
前面が逆さのYの字型の開きから来ている訳ですが、このディテール、
アメリカの「JOCKEY」というブランドのパテント(特許)になります。
JOCKEYというブランドが始まったのは1936年でして、
前身の靴下会社は1876年の創立ですから、
悠に130年を超える歴史を持つ老舗ということになります。
もともとこのY型フロント、フランスのリヴィエラ海岸(=コート・ダジュール)で
寛ぐ人達が穿いてたスイミングパンツをヒントにしたもので、
1934年にJOCKEYから販売されてたちまちベストセラーになったという、
当時としてはコペルニクス的転回な出来事とも言えるものでした
(だいぶ大袈裟に言ってますが…)。
これだけの歴史がありますんで愛用者も数多く、
有名どころですと、かのアンディ・ウォーホルも終世愛用していたということを、
自分の著書の中で述べています
(確か、「ぼくの哲学」の中だったような気がしますが…再確認し直します)。
(出典:『GENTLEMAN』より。内容を一部抜粋)
アメリカ生まれの意匠ではありますが、出自を辿ればフランスに行き着く訳ですし、
↑のイラストもドイツの広告のものだったりと、グローバルなアイテムとして
紳士たちを魅了してきたアンダーウェア。
そのデザイン的な良さも踏まえつつ、
FilMelangeの十八番でもあるナチュラルコットンが使われているとなれば、
着用感や肌触りの心地良さは、必ずや納得頂けるはずだと思います。
ご好評により、早々にサイズ欠けも出てきていますが、
お持ちでない方はぜひお試し頂いて、体感して頂ければ幸いです。
宜しくお願いします。
<追伸>
本日のお題は、「Y。」の一文字という、
かなりシンプルなものだったんですが、
色々なものがシンクロしてのYになります。
僕の中でのYというと↓、
「THE POP GROUP 『Y』」
ジャケットからして危険な薫りプンプンですが(...)、
知る人ぞ知る80年代のニューウェイブのバンドです。
ニューウェイブとは言ってますけど、
その前衛的な音楽性もあって何ともカテゴライズしにくい、
恐ろしい魅力を持ったバンドなんですが、
既に30年前に解散しており、
数年前まではあの人たちは今?状態でした。
それがなぜか、昨年にまさかの再結成。
おまけに昨日のサマソニに出ていたという、
恐ろしい(笑)事が繰り広げられてた訳です。
サマソニのポップグループからJOCKEY、
さらにFilMelangeにまでリンクさせてしまいましたが(笑)、
このYなるアルバム、データともに紛失してたので(...)
改めて買い直さないとなりません。
最近、せっかくジャズ~音響派な穏やかな生活を送っていたのに、
余計なものを思い出させてくれましたが(笑)、
それもまた趣きがあって良いのかなとも思っています。