LOLO 起毛麻 スタンドカラーシャツ

2011.08.12 / アイテム

“LOLO 起毛麻 スタンドカラーシャツ”   ホワイト/グレー    M.L

 

 

 

昨日アップしてましたLOLOの新作シャツ、

「起毛麻 スタンドカラーシャツ」をご紹介します。

 

 

 

起毛麻 スタンドカラーシャツ、

英語で言えば“RAISED LINEN STAND COLLAR SHIRT ”とでも

なるかと思います、秋の新作です。

 

前回のブログでもちらっと取り上げていましたが、いわゆるヨーロッパの農夫の人が

着ていた、立ち襟型のゆったりとした作業用のシャツ=ファーマーシャツが、

原型であろうモデルです。

 

 

 

*余談ですが、ファーマーシャツはまたの名を

『ぺザントシャツ(Peasant Shirt)』

と言います。

 

簡単に言えば農民・百姓ですが、階級制が明確だった近代以前での

“雇われ農民”を指すことから、その裏の意味する事も含めて、

現在ではあまり耳にする事の無い言葉です。

 

今までの人生で、ぺザントシャツと発していた人には

2人しか会った事がないので(笑)、一般的に認知されている

“ファーマーシャツ”

で呼び名を統一します。

 

 

 

ヴィンテージなどで見かけた事のあるファーマーシャツですと、

「映画か何かの衣装ですか?」というぐらい、なかなか気骨に溢れているので(…)

観賞用になりがちですが、そのあたりはLOLOの面目躍如と言ったところでしょう。

 

 

違和感なく着て頂けるよう、着丈を短く身幅も細くし、

定番スタンダードウエスタンに共通するフライフロントに、

コントラストの効いた白いボタンと胸ポケットの存在で、

LOLOらしく現代的にモディファイされたシャツになっています。

 

 

 

そして今回の大きな特徴は、使用されている

「起毛麻=RAISED LINEN」

生地です。

 

 

この生地、ごくたまーにしか見かけませんが、リネンの反物を特殊な機械にかけ、

片面だけを起毛処理させた珍しいものです。

 

生地のタッチとしてはモールスキンっぽいでしょうか。

 

 

日本でいうリネンは夏生地という印象が強いのですが、

起毛させたことによって、

 

「見た目暖かなんだけどさらさらした着心地⇔ひんやりとした着心地だけど暖かな見た目」

 

という、異なった特性を上手い事組みあわせた画期的な生地と言えます。

素材だけで言えばシーズンレスで利用可能と言えるでしょう。

 

 

今のところでも、ウォッシュがかけられた柔らかくふんわりとした質感ですし、

洗い込むことでリネン特有のうねりやふくらみが生まれそうです。

 

おまけに脇の縫製も3本針によるチェーンステッチなだけに、

ヨレや吊れも加わっていき独特な質感になることが

期待出来る好素材です。

 

 

 

スタンドカラーのシャツと聞くと、得てして着こなし方がよく分からないと

耳にしますが、自分でしたら↓みたいに考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば前を留めて着た場合、フライフロントによる平面的な見え方を、

スカーフやバンダナでアクセントを付けてみたりするとか、

軽く羽織る程度でもボタンの留め方や袖のまくり方で

着崩そうかなと思っています。

 

季節が過ぎたらタートルネックと合わせても良さそうな気がしています。

 

 

 

スタンドカラーのシャツの魅力は、自分の中ではレイヤード(重ね着)での

面白さにあると思っていますので、

今後は良い意味での変わったご提案も出来そうです。

 

5minutesの新しい面をご覧頂けると思います。

 

 

そのあたりも含めてじっくりとご覧になってみて下さい。

宜しくお願いします。

 

 

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