白いシャンブレー。
先日入荷して来ました、
EELの「ホームパーティー」を取り上げたいと思います。
以前のブログでご機嫌な旨、ご報告させて頂いていたかと思いますが、
おおむねお客さんからの評判も上々のような気がします。
商品紹介のテキストでもお伝えしてますとおり、
「ゆるいカジュアルシャツではなく、
かと言って本気のパーティー仕様でのドレスシャツでもない。
カッチリさとヌケ感が同居したシャツ」
ということになるホームパーティー、初めてリリースされてから
2年は経過しているはずなので、
EELの定番と言って差し支えないアイテムかと思います。
“カジュアルシャツの中に、ドレスシャツで用いられる、
フォーマル向けなディテールを差し込んだもの”
とでも言えば伝わりやすいのではないでしょうか?
さて話は若干変わりまして、先日お越し頂いたHさんとの会話で、
「白シャンなんですね、これ」
的な話題が挙がりました。
「白のシャンブレー」を略してそう呼ぶようでして、
最初聞いたときはよく分からず、
「(白いシャンプー...?あの資生堂が出している
白いツ〇キってやつか??)」
と脳内で変換しましたが、さすがにそれはないだろうと察知し、
言葉を濁しながら話を続けていました。
すいません、勉強不足で...
ただ冷静に考えてみると、この白いシャンブレー、
若干トレンド的な要素があることは僕自身も薄々気付いていまして、
そこかしこの展示会で見かけてましたので、
業界的な流れを実感している次第です。
というより、以前のブログでも少しだけ取り上げてましたね↓。
「James Mortimer リネン×コットン シャンブレー」
(↑良い事書いてますね、特にルモンドのくだり(笑)
今回のホームパーティーでは、
コットン100%の“ムラ糸シャンブレー”
が使われていますが、
上記のJames Mortimerと似たような質感を持ちますので、
一見するとリネンのような糸の流れが特徴です。
生地そのもののふくらみは残しつつ、
リネン特有のザラザラ感はありませんし、
アイロンを当てればスムーズにシワも取れるので、
テーラードのジャケットの下にも使える、
守備範囲の広さも合わせ持っていますので、
かなり重宝するのは間違いなさそうなシャツだと思います。
あと泣かせるところと言えば、
「ドゥエ・ボットーニ」ですね。襟に2個ボタンの付くデザイン。
このデザインが出始めた当時、
僕自身がドレスシャツの発注やら管理やらに携わっていましたので、
「とりあえずボタン2つで発注しちゃいます?」
的な感じで慣れ親しんでいましたので、
妙に感慨深いものがあったりします。
中にはトゥレ(3個)というものもありましたし、
クワットロ(4個)と言うのも見た事はありますが、
多けりゃいいってもんでもないですので(笑)、
2個ぐらいまでがベターだとは思いますが。
ディテールやデザインももちろん大切な要素ですが、
ホームパーティーしかりJames Mortimerしかり、
「白シャン=白いシャンブレー」
という、これからの季節に相応しい雰囲気が
そこにはあると思います。
比較検討しつつ、じっくりご覧になってみて下さい。
宜しくお願いします。