Donk Chino バーガンディ
Donk Chinoをお伝えする前に、
本日『6SHiKiの「Full」』をアップしてますのでご覧下さい。
詳しくご紹介するのを忘れてましたDonk Chinoのバーガンディですが、
シーズンごとに提案される新色のうちのひとつとして
リリースされたものです。
ご好評頂いている「ベージュ」や「グレー」、「ネイビー」と言った
3大定番色以外に、その時々でメーカーさん曰く、
“トリッキーな色”（笑）
をリリースしているそうなんですが、
個人的に何ら問題あるとは思えませんでしたので、
お願いしてみた次第です。
ボトムスにこういった色合いというと馴染みが薄く、
抵抗を少なからず感じる方もいるかも知れませんが、
案外そういうものでもなく、着こなしとしてメリハリが効くことに
異論はありません。
特にヨーロッパの方では秋冬のシーズンには顕著で、
僕の知る限りでのイタリア人などは、赤やボルドー、上のバーガンディと言った
色合いを穿いているのを良く見かけました。
身体の半分以上を占める、アウター（トップス）が
ダークなブラック・ネイビー・グレーに落ち着いてしまう分、
ボトムスやマフラーなどは同系色の重めの色にせず、
上下での色合いをずらすことで着こなしのバランスを整える、
と言った意図なんだそうです。
決してラテンな気質からではなく、理に叶ったコーディネイトということを
知るきっかけとなりました。
該当ページでもはっきりとは見えにくいのですが、
SAINT JAMES のマリンニット「BINIC II」にEELの「ビートルシャツ」を合わせて、
明暗の強弱を意識してますので、参考にしてみて頂ければと思います。
これであと、Honneteの「シングルPコート」など合わせて頂くと、
なおパーフェクトな具合になるかと思います。
今日、なんでこんな話をするかと言いますと、
外国からのお客さんに気に入って頂けたからなんです。
ニコラスさんという（以下ニック）、オーストラリアからのお客さんが
いらっしゃいまして、お求め頂いたわけなんですが、
聞く限りですとこちらのDr.Denim、
オーストラリアでも結構名が通っているらしく、馴染みがあるとのことでした。
その時間帯は雪がちらつく位、寒かったこともあるのでしょう。
こういう暖か味のある色を選んじゃうよね、
とのことでして、久し振りに欧米の方らしいセレクトに
納得がいった次第でした。
ニックはどうも建築家らしく、日本の代表的な建築物を
東京～札幌～仙台などで見て来ているらしく、
松本にも足を延ばしたみたいです。
僕もその手の建築物ジャンルに疎くはないですので、
とりあえず知っているところで、
「仙台？メディアテーク？」
と言ったところ、
「ユー、結構知ってんじゃん！トヨオ（伊東豊雄さんですね）、すごい建築家だね！」
となり、双方（片方？）話が通じるという事でテンションが高まり、
充実した時間を過ごせました。
今思うと、松本には多分「市民芸術館」を見に来たんじゃないかと思いますが、
ニックの口から
「フジモリ（藤森照信さんですね）もすごいね！」
なんてのを聞くと、Dr.Denimはどっか吹っ飛んでいき（笑）、
妙な親近感を覚えました。
まさかニックもこんな所でそういう話で盛り上がれるとは思ってなかったでしょう、
喜んでくれてたみたいです
（と言う風に僕には見えましたが）。
そんな感じで僕も調子に乗っていき、エスクァイアの建築特集号を
ニックに見せてあげたところ、
「おー、ここ明日行くんだよね！」
と指差したのが『養老天命反転地』
（おいおい、日本人でもそんなには知らないぞ．．．）。
そのあとは直島方面も行く予定ということでした。
そんな感じで小一時間ぐらいは話しこんでいたはずですので、
濃密で楽しい時間をお互いに過ごせたかと思います。
こうやって書くと、
「日本語が流暢なオーストラリア人と楽しくおしゃべり」
みたいに聞こえますが、ニック、挨拶程度はいけるんですが、
基本イングリッシュオンリーでしたので、僕もたどたどしい（つうか単語の羅列？）
英会話でコミュニケーションを取っていたことになります。
いやー、お互いの趣味嗜好の接点が近いと何とかなるもんです。
あとビル・エヴァンスも好きらしいとのことでした。
一番の面白ろどころは養老天命反転地のくだりで、
「オー、クレイジーパーク！」の感想に、
「イエ～ス。ファッ〇ン、エキセントリックパ～ク」
と応えてあげたところです。
大爆笑してました（笑）。
