BRENA “RIVER ONCLE COAT”
BRENAの「リバーシブル オンクルコート」をご紹介します。
お店に向かう道中の駐車場、こじんまりながらキラキラの飾り付け+クリスマスBGM(人感センサーでしょうか)
が流れていた数日前。昨日の夜間では痕跡ゼロという静寂ぶり。仕事の速さに驚きます・・
既にしめ縄が飾られていた辺り、これが日本のスタンダードと妙に納得してみたり。
私のほうは何年も前から、『年末は不動』(?)を貫いています。慣れない大掃除ほど危険極まりない。
暖かい時期のほうが汚れ取れるしの謎ルールも守り、普段と変わらぬ行動を心がけています。
チクチクと顰蹙を買っているのを何とか回避しつつ・・、年末年始は無事に過ごしたいものです。
首を寝違えたの、今年の元日だったっけ?そいつも気にしておかないと。
まだ冬物、それもアウターが残っていたのかよの指摘、私のせいでは全くございません。
2ヶ月ほど熟成されて先日届いたものですから。ブレナさんのオンクルコート。
ブランドの熱心なフォロワーさんでしたら、冬の代表作としてコチラを上げる方もいらっしゃるでしょう。
アウターのラインナップでは一番の古株(多分)。初期から続くロングセラーの立ち位置になります。
説明文にあるように、【モノンクル】に登場するユロ伯父さんのコート姿が念頭にあったであろうお品。
ステンカラーと言うより《バルマカーンコート》の呼び名のほうが、古式ゆかしい感じでふさわしいような。
早い話が“おじコート”、そんなんで宜しいでしょう。
フレンチバイブルとして見させられた映画、ただベージュのコート姿には当時からピンと来ず。
私としては兄弟作になる【プレイタイム】のほうが好みです。いまだに影響を引きずっている気がしますが。
よってこれまでのオンクルコートでお決まりだった比翼仕立て→ボタン露出型?にアップデート
されれば、私にとってのフェイバリット。オーダーに至るのは必然だったと。
表裏どちらでも着られる“両A面”なリバーシブル仕様、おそらく初めての試み。
まずはブラックのほうから行きましょう。久しぶりの再会になりました【リモンタナイロン】。
某プラダで、あるいは私と同じように某フェリージのバッグがきっかけだった方もいるでしょう。
イタリアを代表する老舗ファブリックメーカー、今回は↑まで付けて大体的にフィーチャーしています。
カバンのイメージが強いこともあり、しっかりした厚手ナイロンばかりと思っていたのは今や昔。
アパレルのほうに進出しているのは知りつつ、ナイロンを含めた化繊モノの印象もそのままで来てました。
ボツ画像なのでご容赦を。ナイロンの下に『40% COTTON』と明記されておりますので。
リモンタさんでは珍しい天然素材が4割もブレンドされている、これは新しい出会いになりました。
リモンタにもこういうのあるんだぁというのが率直な感想でしたが、よくよく考えるとこの配分、
あの《ロクヨンクロス》に通じてるんじゃないかと。(綿とナイロンの比率が逆→“ヨンロク”でありますが)
見た目や手触りは硬めのナイロンながら、ロクヨンの特徴になる『水分含むと繊維がふくらみ撥水性アップ』や
『こなれた風合いにつながる経年変化』も見越しているのは明白。
《リモンタさんサイドからのロクヨン再解釈》、そんな風に空想しています。リミックスもしくはバージョン違い?
ウェーブ(波型)キルトから“中綿”入りであることはお察しいただけるでしょう。
薄からず厚からずの60グラムの上質中綿、そして撥水タフタ生地のネイビーサイド。
丈夫で軽量なタフタ生地、そのままだと裏地感は拭えません。そこでのひと工夫が
《ウォーターリペレント(Water Repellent)》加工。アウトドア系だと“DWR”で表すアレ。
これで立派な外出着へと昇格しました。
ブラック:ステンカラーコートとネイビー:キルティングチェスターコート、
お好みや用途に応じてさっと切り替えくださいませ。
ウェーブキルトと言えば『US ARMYのライナー』が著名な旨、よく知られているかと思います。
で黒いほうを見ていて思い出したのが、同じUS ARMYの“オールウェザーコート”の存在。
黒のロングコートしか共通点はないものの・・、そこから導き出されるミリタリーの佇まい。
中綿コートの漂う無骨さやシリアスな香り。無条件に反応してしまう性分なもので。
本文で触れてませんが背中側にトレンチコート風味の《ストームシールド》が備わっております。
後ろ姿に抑揚が出て凛々しく見える旨、画像で確認ください。ブラック側です。
もうひとつ、私が感銘を受けたのは↑。前面のボタンですね。
これ、表面に溝を彫ったり段差を付けない“フラット”型なのは判別いただけるかと。
マットな質感=触り心地と共に、無骨さやクラシックさにつながる大切なパーツです。
で感心したのは↑で示した【湾曲具合】。縁から真ん中に向けてわずかに傾斜させています。1ミリくらい?
さらにエッジに当たる側面は手前&奥にかけて薄くなっていきます。これも1ミリほどでしょうか?
(この角度だと分かりづらいので・・ぜひ実物で)
機能性を求めてこの形状というよりかは、ハンドクラフトっぽさを表したゆえかと見ていますが、
指のつまみ加減が明らかに違うこともあり、情報として共有させていただきます。すげぇ好きココ。
チンウォーマー(“アロー”型なのが憎い)がなくても『アウターは襟元まで留めるマン』な自分。
アゴ当てパーツ付きなら、否が応でも全留めの機会が増えそう。
これは朗報になりますが、中綿コート&リバーシブルが関係してもあるんでしょう。
襟やフード、上記のチンウォーマーまで全てに中綿が差し込まれています。
↑のように全留めすれば身頃ともども中綿の防寒効果を期待できる、そのような構造です。
うれしいプチ情報ということで、お隣に拡散くださいませ。
ここまでBRENAの「リバーシブル オンクルコート」をご紹介しました。いかがでしょうか。
興味のあったロングセラーながら、小っちゃなこだわりで踏み出せずにいましたが、
私好みが諸々に反映していることもあり、今回ご用意させてもらいました。
とかく軽量と充分な保温性で推しがちな中綿アウターの類い。今の自分にはスポーティさは
不要な分、別のところに目が向きます。それがリモンタだったりキルトだったりパーツだったり。
とうとうこの手を解禁して入手してみたので、そのうちユーザーレビューでも上げてみるつもりですが。
ブレナの冬コレクションでは、毎度評判の良いオンクルコート。
名品との評価、この機会にお確かめくださいませ。
それでは宜しくお願いします。






