HICOSAKA “8PANEL PARTS PATCHWORK CAP”
HICOSAKA “8PANEL PARTS PATCHWORK CAP”
HICOSAKAの「8パネル パーツ パッチワークキャップ」をご紹介します。
散髪した影響ではないと思いますが、重たい頭痛に悩まされた一日・・
まぁ時々起こることなので慣れっこではあるのですが。
よって共感しづらい?前説はショートカット、早速本題に入っていくことにします。
頭痛を解消する魔法のヘッドギアではなさそうですが、フェイバリットアイテムのひとつなだけに
効果を発揮することを期待しながらお送りすることにします。
HICOSAKA “SOUVENIR 8PANEL DRAPING CAP”
まずはコチラをご覧頂いての復習が必要になります。
前回お伝えさせてもらいました「スーベニア 8パネル ドレーピングキャップ」の回を再掲。
ヒコサカのエントリーモデルになるであろうアイテムから。
この投稿の際に触れていたのが、今後の推しディテールの軸になるはずの“ドレーピング(立体裁断)”。
ツバとクラウン(頭部)にツギ目がない=「シームレス」っていうアレです。
それの小ツバモデルで秋冬らしいグレンチェックに置き換えたのが今回のキャップ。
もちろんキャップシリーズに共通するHICOシステムも標準装備になります。
強引な画像加工(・・)にはなりますが、理解が少しでも深まれば。
目を凝らしてようやく分かる、“パッチワーク”の詳細。
置いてあるだけですとグレンチェックの柄合いに、パープルで切り替えた天ポッチが
ユニークですねぐらいの感想を抱いてしまうことでしょう。
ポイントはそこではなく↑。
5つのピースをランダムに縫い分けたサイドボディー。
これが両翼を躍動するという、技術的に面倒くさい(もちろん良い意味で)仕様になります。
同一生地の切り替えですので、パッチワークにありがちなチグハグさはゼロ。
統一感を持たせたヴィジュアルがスマートさにつながっている、
アイデアを上手いことデザインに落とし込んだ秀逸例として、お納めくださいませ。
パッチワークだけでも結構なボリュームなのに、もう一丁お伝えしなきゃならない部分が。
さらに倍率ドン(?)的重要なポイント=「37.5テクノロジー」の存在です。
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「37.5テクノロジー」・・・
米国のココナ社が開発した吸水速乾繊維のことで、人間の理想的な体温である37.5度を
常に維持する性質を持たせた、最先端のハイテク繊維。
繊維に練りこまれた“微多孔質活性粒子”(ヤシの実や鉱石のリサイクル)の働きにより
吸汗性・速乾性・防臭効果を発揮する、ハイスペック&エコロジーを誇る革新的な繊維。
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私もお初なため、前もって探ってみた先進繊維の37.5テクノロジー。
微妙なネーミング?かと思いきやなかなかどうして。
日進月歩の進化が見られる、深遠なる素材開発の世界に改めて感心しました。
当初はアウトドアやスポーツ分野で用いられていたものが、近年デイリーなアパレルブランドに
浸透しつつあるようで、どこかでご覧頂いている方もいらっしゃるかもしれません。
頭部に何か被るということは、ある種「ムレ」との戦いは避けられなかったことでしょう、昨日までは。
今日からの快適なヘッドギアライフをお約束するディテールということで、こちらもお納めください。
~ 5minutes Style ~ 「FLISTFIA “Flight Jacket & Casual Trousers”」
既にスタイリングページはこしらえているので、↑バナーからリンクをご覧ください。
8枚ハギの小ぶりな着用感を活かす意図で、後ろに重心を置いた浅被りや
前後逆(あれは『後ろかぶり』で良いんでしょうか?)もありそうなので、
気分が乗ったら撮影してみようと思っています。
HICOSAKAの秋冬コレクションの象徴になる「8パネル パーツ パッチワークキャップ」。
グレンチェック柄が醸し出す落ち着いたヴィジュアルを、あえてBBキャップで表してみた着眼点。
さらに先進素材を内蔵してみせたアイデアから来る“クラシック×ハイテク”な提案。
この辺りがHICOSAKAのブランド哲学を反映しているところなはずです。
意外性のある組み合わせの妙、皆さんも手の取って確かめてみてください。
宜しくお願いします。