連載。~あずみ野かわら版 Vol.44~
「あずみ野かわら版」が発行されました。
入稿段階の1月初旬ですと特に入荷もありませんので、
毎年ネタ的には困ってしまう時期だったりします。。。
ただそういうピンチの時の格言、
『困ったら靴』(?)という手がありますので、今回はシューズ、
さらにひとヒネリを加えた“靴底”を取り上げてみました。
それぞれ私的な好き嫌いがあろうかと思いますが、
長らくドレス畑にいたこともあるのでしょう、個人的にはあまりゴム底(?)
的なるものに嫌悪まではいかないまでも、
好んで選んでいたということは少なかったように思います。
ラバーソールのメリットは、それはもう大量に列挙出来るかとは思います。
その逆にレザーソールと言えば、滑るとかすぐ減るとか薄くて腰に来るとか、
迫害とまでは言わないまでもかなり分が悪いような...
だからこそ愛おしいですしスタイリッシュでスマートだとも言えるのですが、
ここ数年自分もだいぶ遠ざかってしまっているだけに、
いささか説得力に欠けてしまうのは否めません。
憎きコンクリートの床では、僕の足腰では苦行という他
ないものですので...
おかしな方に話が流れそうですので本題に戻しますと、
ダイナイトソールの魅力は、
滑りにくいグリップ力と厚みも感じさせないスマートさ
にあろうと思います。
グッドイヤーでありながらも抑制の効いたコバの張り出し、
正統派のドレスシーューズ然としながら
実用に添ったラバーソールである点は、
シーンを選ばずお使い頂けるのは間違いありません。
英国靴には英国製ソールというのも、ブリティッシュ信奉派には嬉しいところ。
さすがレンジローバーにジャガーを生んだ国の、
面目躍如といったところでしょうか。
そういう意味から読み解くと、SANDERSのブーツの魅力が
更に増す様に思うのは、気のせいではないように思います。
興味を覚えて頂いた方は、
ぜひともDainite社のサイトをご覧頂くことをお勧めさせて頂きます。
宜しくお願いします。