リアル。

2010.02.07 / アイテム

 

 

 

 

ここ最近ですが、ちょっと興味を惹かれる出来事がありました。

 

 

 

5minutesと言うお店は、外からは丸見えな状態ですので、

比較的「何屋さん?」というのが、

看板を見なくても分かるような外観になっています。

 

ですので、天井から吊るしてあるものなんかに気付いたり

興味を持って頂ければ、入って頂き易い方なんだと思います。

 

そんな昼下がりの午後、おじいさんがやって来ました。

 

 

 

どうも外から見て、ディスプレイで天井からぶら下がっていた

「オランダ軍 ARMYジャケット(NATOモデル)」が気になったらしく、

「これ見せてくれない?」

ということだったんですが、肩から下がっているバッグにU.S.Nのステンシル、

そして被っている帽子もU.S NAVYのデッキキャップでしたので、

「もしや...?」

と思いながら、しばらくの間お話しさせて頂きました。

 

 

 

その方はかなり軍モノが好きで精通していまして、

「アメ横はレプリカものが氾濫している」とか、

「イギリス軍のは丈夫で良いんだよ」

など、伺う限り80歳?前後かと思いますが、

若輩者の僕にも丁寧にお話して頂きました。

 

 

そんな丁寧なお話しっぷりに僕も感銘を受けまして、

「こりゃ、あらん限りのミリタリー・ナリッジ(?=知識)を総動員せねばー」

ということで、力のこもった熱客(熱い接客)をさせて頂きました。

 

ご満足頂けたようでした。

 

 

 

で、会話の端々で耳にしたのが、

「こんなの(=機能的かつ頑丈の、ワンダフルの意)作る国に、勝てる訳ない」

のひとこと。

おじいさんは従軍経験のある方でした...

 

 

こういう形態のお店ですと、ある限られた年代や性別の人との

接触に陥りがちです。

マーケティング的に言えば正しいことなんでしょうが、

僕個人としてはもの足りなく思えてしまうこともあるので、

とても貴重な出来事だったように思えます。

 

人として深みが増すというか。

 

良い時間を過ごせた午後でした。

 

 

 

 

 

<追伸>

 

一週間後、再びおじいさんがご来店。

 

「どうしても気になっていて(×2)」

な、フォールディングチェアをご購入頂けました。

 

 

どうも”マルタ”というキーワードにグッと来たらしく、

またまた熱く詳しいトークになってしまいました(笑)。

 

そのとき頭に浮かんだのが、

兵と書いて、つわもの」

という言葉。

 

 

またお待ちしております。

 

 

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