FUJITO “L/S Boatneck Shirt”
FUJITOの「L/S ボートネック シャツ」をご紹介します。
前のめり気味な入荷が続いたフジトさん(見直したら当初の予定通りでした、失礼・・)、
まずは商品アップからだろうということで作業を優先させて頂くこと数日。
早々ご覧頂けるようにしています。
2月に入りましたので、少しづつですが伏線(?)を回収していくことにします。
その第一弾ということで今回はボートネックのロンT。
それではくまなく見ていくことにしましょう。
『ラグランスリーブに襟裏の丸い当て布、ん?なんか覚えがあるなー』
と思われた方は立派なFUJITOフリークに認定。おめでとうございます。
正解は“ロングスリーブTシャツ”。
ここ数年ラインナップには欠かせなくなった、定番のロンT。アレです。
一昨年(①)に昨年(②)と、続けてご用意させて頂きましたので、
なんとなくは記憶に残っている方もいらっしゃるかと思います。
喪失された方は↑のリンク先をクリックにて。
となると
『襟型がボートネックになりましたとさ、おしまい。』
という安直なお伝えで終了させる、よからぬ輩が現れるかもしれませんが、
当店にいたってはそういうことはないでしょう。
色々ひねくり出す、あるいは一の話を十にするのが5minutes流なはず(?)。
今回は生地に特色が見られます。
商品ページのほうでも太字で述べています“インレイ編みされた”の記述。
メンズアイテムではなかなか見られない、レアなファブリックが使われています。
インレイ編み(inlaid knit)については、以前の投稿をご覧頂ければと思いますが、
ばっくり言うと“裏毛の親戚筋”に当たるので、↑でもそんな感じかと。
表面が輪っかっぽい裏毛、裏面はスムーズな天竺、このコンビ。
にしては表面のデコボコ具合がユニーク。
ネップが横に走る様子、これこそインレイの特徴と言えまして、
ファンシーヤーンなのにすこぶる地味という、
なんとも通好みな素材かと。それが私の見立てです。
画面の向こう3分の2以上の方がぽかーんとしている様子が
電波を通して伝わって来てはおりますが、
パッと見は無地のロンT、でも実は・・というギャップand意外性、
これも大きな魅力になると思います。
復習が必要だと思われた方は、直にレクチャー・講義をかましますので、
お気軽にお申し出ください。申し出がなくてもお伝えはする予定です。
『ファンシーヤーンってひと昔前のミセスが入学式で着る派手なジャケット
とかでありましたけど、それがネイビー1色だと何たる落ち着き、このシックさ。
相当レアなんで斯く斯く云々・・』
…すいません、前段落の余波を引きずっておりました。。
話を先に進めていきます。
昨年からの傾向を反映して、こちらのボートネックTでもサイズ感を見直し。
リラックスした着用感につながる、ゆるめのシルエットになります。
ざっくりとかぶって袖を無造作にまくる、今の気分にあったスタイルです。
サイズ感ついでで言いますと、私の口から出たのは
『ん?これウエッソンに何か近いかもしれない』ということ。
おおむね“S=T4 M=T5 L=T6”。
この限りでないかと思います。ご参考までに。
松岡氏ばりの熱い語り口?は、このアイテムにそぐわないことでしょう。
↑の画像で平熱に戻しておきます、本来そうあってほしい正しい姿。
女性も楽しめる、説得力のあるスナップ。
熱く濃くお送りしてきました、FUJITOの「L/S ボートネック シャツ」、
いかがでしたでしょうか?
今後のご紹介でこの熱量を出し続けていくことを思うと、
頭が痛いどころではありませんが(・・)、これがデフォルトだとすれば
納得の5minutesクオリティなんだとも思います。
シンプルなボートネックシャツに隠された、語るに足る魅力。
何かしらで引っ掛かるものがありましたら幸いです。
宜しくお願いします。