連載。~あずみ野かわら版 Vol.43~
「あずみ野かわら版」が発行されました。
ここ最近のかわら版ですが、日頃の行いの良さもあるのしょう(笑)、
ネタに事欠くことも少なく、順調に入稿出来ています。
とはいうものの好事魔多し。
月が変わればまたひねり出さないといけない訳でして、
季節柄商品の入荷も少ないとなると、どうしていいものやら...
と日々悩ませて頂いている今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?。
さて今回は、↑でもご覧頂けますように
『ダッフルコート』について取り上げています。
個人的には学生時分に着ていた(着せられていた?)
記憶は全くないので、ダッフル=学生が着るものというイメージよりかは、
“持っておいて間違いの無い冬のコート”の印象が強いです。
事実、僕が某シップスさんで働き始めた時(んん?某はいらないか)、
「Aldenのコードヴァン・チャッカブーツか、
ないしはTibbettのダッフルコートを社内購入しろ」
という、妙な?二者択一を迫られた記憶から、
洋服に一家言を持っている人達には
必須のアイテムとしての印象を持っています。
(結果、なぜかTricker’sのモールトン=カントリーブーツを
購入したというのがオチなのですが...)
気を取り直しまして、ご高評を賜っておりますGloverallのダッフルコート。
以前、「グリーンをセレクトしたのには理由が・・・」的な話をしつつ、
すっかり失念していましたので、その根拠になる理由を
以下掲載しときます。
~『地球に落ちてきた男』~
グリーンのダッフルコートと言えば↑のイメージしかないわけですが、
『地球に落ちてきた男』でデヴィッド・ボウイが着ていたそれです。
(映画の冒頭、不時着して山の上から降りてくるときに着てますね。
詳しくご覧になりたい方は、youtubeで。
以前見た適当なやつが見当たらないので、逐次チェックを)
実際のところは、クラシックなダッフルコートというよりかは、
ミリタリー寄りの要素があるタイプだと思いますが
(生地はローデンクロスっぽい気が)、
ボウイが着ているだけでなぜかスタイリッシュに見えてしまうあたり、
グリーンのダッフルコートの魅力倍増といったところでしょう。
このダッフルコートは、『LOW』のジャケットでも着ていますね。
といったあたりが頭の片隅にあったことから、
必然的に選んだ感のあるグリーンのダッフルコート。
デヴィッド・ボウイに関する不必要過ぎる(...)
知識がなくても、ダークグリーンの色が与えてくれる、
クラシカルな上品さを醸し出す風情は、
何とも形容しがたい奥深さもあろうかと思います。
「良い色ですねー」的な安易なお勧めではない魅力を、
少しでも感じて頂けますと幸いです。