Dead Stock イタリア軍 キャンバススニーカー

2010.06.08 / アイテム

 

 

 

 

Dead Stock & Vintage CollectionにNEWアイテム、

「イタリア軍 キャンバススニーカー」をアップしました。

 

 

 

例年、春夏の時期が近づいてきますと、

「今年は(も?)マリンが来る!」

と言った煽り的なコピーが氾濫します。

 

毎年の風物詩です。

 

 

そういった皮肉めいたコメントはさておき、本格的な夏を迎えるにあたり、

タイミング良くご用意出来たのが、↑こちらのアイテムです。

 

 

 

当店で取扱いのspring courtはフランス生まれですが、似通った立ち位置?

として語られるのが、イタリア生まれのSUPERGAです。

 

 

製法自体の共通点として挙げられるのが、

ヴァルカナイズド製法ということになります。

簡単に言えば、

“接着剤を使わずにゴムの靴底とアッパー部分を熱処理でくっ付ける”

製法です。

 

 

昔っから続くシューズ(スニーカー)ブランドは、だいたいこの製法ですが、

安価で作れる反面、量産しないと元が取れない事情もあって、

多くのブランドがミリタリー・サープラスの靴を請け負って作ってたのは

良く聞く話です。

 

セボしかりマカロニアンしかり、アディダス、プーマ、その他もろもろ。

 

 

そんな中でのSUPERGAですが、近年生産拠点がアジア他に移っていることから、

軍モノは生産していないはずですし、たまに見かけるデッドストックでも、

そのほとんどはミニマムなサイズのため、

俗に言うゴールデンサイズ(26~27ぐらい?)は、普通には見かけられません。

 

 

 

今回のキャンバススニーカーですが、SUPERGA製ではないものの、

基本構造およびシルエット的には全く一緒で、

かつ日本人の平均サイズにマッチした、

グッドコンディションなデッドストックになります。

 

 

ヴァルカナイズド特有の、周辺を取り囲むような分厚いラバーソール。

正方形状に溝を掘ったトゥーとヒールは、水はけを良くするのと

傷を見えにくくするための意匠です。

 

茶色の靴底は、その昔コルクを靴底に用いていたことの名残りで、

凹凸を付け平面部分を減らすことで、

滑り防止から来たディテールです。

 

 

アッパーはシューレースやライナーの中敷き部分も含めて

コットン100%の素材で、濡れてもすぐ乾く意図に依ります。

短めのシューレースも、踏んだり引掛けたりしないよう、

事故を防ぐ意図が見えます。

 

誇らしげなMARINE MILITAREも大きなポイントです。

 

 

あと専用ボックスが付いていますが、穴が空いているのは不良でも何でもなく、

中身があっているか確認するため、大雑把に空けたものです。

 

ラテン気質ならではの?穴とも言えそうです。

 

 

 

サイズに関してですが、26~27センチ程度と記載していますが、

↑の画像で履いているMさんは27.5~28センチだそうですので、

その辺りの方も入ることは入ると思います。

 

 

ミリタリーシューズらしからぬ洗練された雰囲気は、

いかにもヨーロピアンなキャンバスシューズの持つそれです。

 

ミリタリーファンの方から、ガンガン履いて汚れたら洗ってまた履く、

キャンバスシューズラバーの方にまで訴えかける懐の深さを持った

シューズだと思います。

 

 

じっくりご覧になってみて下さい。

宜しくお願いします。

 

 

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