イタリア軍Pコート

2008.11.22 / アイテム

0102.jpg

 

 

 

 

 

「イタリア軍Pコート 1960’s~1970’s デッドストック」をご紹介します。

 

 

 

 

 

0111.jpg

 

 

まずボタン。金のアンカー(錨マーク)入りのメタルボタンですが、

裏側に「NAPOLI」の刻印が。なんとも言えないアンティークな味わいです。

 

「ナポリを見てから死ね」。こういうことではないとは思いますが…

 

 

 

 

012.jpg

 

 

「MARINA MILITARE」のネームです。

一部の商品にしか付いていませんが、イタリア海軍公認を物語る

印と言ったところです。

 

 

 

 

013.jpg

 

 

ネイビーのフランネル調のウ-ル地に、ピンストライプが入った裏地です。

内ポケット近辺を撮影しましたが、これがまた「お台場仕上げ」なんですね。

 

軍モノなのに、テーラードのテクニックを使うあたりがイタリアっぽいです。

 

 

 

 

014.jpg

 

 

こちらのボタン、「力(ちから)ボタン」と言ってメインのボタン

(今回はメタルボタンですね)の裏に補強で付けるもの。

普通付けないよ、軍モノになんか。

 

これが付くってことは、職人さんが手で付けていることが想像出来ます。

こちらも一部の商品のみです。

 

 

 

 

0151.jpg

 

 

袖裏やポケットの袋にコットン生地を使用しています(こちらも一部の商品のみ)。

腕の通りは悪いですが、防寒性は間違いなくアップするはずです。

あと破れにくいとか。

 

 

 

ざあっと気が付いたところだけ挙げてみました。

もしかしたら、他にも分かりやすいディテールのポイントがあるかも知れませんので、

気付いたらまたご報告します。

 

 

最近のメルトン素材ですと、アクリルやポリアミドなどの化学繊維を混紡して、

軽く柔らかくってのが普通なんでしょうけど、これくらい目が詰まったメルトンだと

重いってデメリットはあるにせよ、風なんかほとんどシャットアウトしてくれそうですし、

丈夫(過ぎて)でシワなんかも付きにくい、異常な復元力はスゴイの一言。

 

気合いでシワを取りましたので、新品と見紛うコンディションとなりました。

 

 

「一生モノ」って言葉は嘘っぽいのであまり使いたくありませんが、

50年近く経っても全く問題のないコンディションを見ると、

言い過ぎな感じはないのかも。

 

 

 

・イタリア軍Pコート 1960’s~1970’s デッドストック(ネイビー)  Mサイズ~

 

 

CATEGORY: アイテム