EEL スプリングシャツ

2011.05.21 / アイテム

 

 

 

 

このブログをよくご覧頂いている方ですと、

「後日改めてご紹介します」=「ほとんど取り上げない」

と同義語である、ということを薄々気付かれているかと思います(...)。

 

そのうちのひとつとして↑の、『スプリングシャツ』が見つかりました。

 

 

今日の気候からするに、いささか遅きに失っした感は否めませんが、

「半袖のシャツ」という括りでいけば、ちょうど良い頃合いかと思いますので、

きちんとご紹介させて頂ければと思います。

 

 

 

既にアップから時間も経過していますし、

サイズ欠けもしていたりするのであれですが、店頭での評判も良く、

春夏シーズンにおけるEELのシャツを代表するアイテムだと言えます。

 

 

“袋縫い”・“7分袖”・“ボタン選びの巧みさ”

と、EELらしさが随所に見られるシャツですが、

こちらのシャツをユニークなものにしている

大きな要素のひとつに、

「テンセル」

の存在が挙げられます。

 

 

 

「レディースはまだしも、メンズでテンセルってのは珍しいね~」

というのが、最初に感じた個人的な印象でして、

自分の持つイメージだと、

『ツルっとした光沢があって、薄く滑らかで、

よくレディースのブラウス(?)で使われている素材』

といったものでした。

 

なんとなくですが、レディース寄りで使うものという感じで

覚えてしまっていたぐらいです。

 

 

そういった先入観が↑の感想につながるわけなんですが、

なかなかどうして。

 

妙な思い込みを見事に覆してくれたのが、

今回のスプリングシャツになる訳です。

 

 

 

テンセル単体でみるとその特性から、

レディース寄りなのかも知れませんが、

ハリとコシのある綿との混紡によって、

ちょっとした厚みが加わります。

 

更にオックスフォード地にしてあることで

ボリュームと凹凸が生まれるので、フェミニンな要素が薄まって

メンズのシャツらしい顔に落ち着きます。

 

おまけに、縮みにくかったりシワになりにくい特徴を持つのが

テンセルですので、風合いが変わらずにお召し頂けるのも

メリットです。

 

 

 

アーンド、袋縫いされた裏地にあたる白い生地ですが、

わずかながらもリネンが混紡されています。

 

このことで、発汗時のまとわりつくような

べとつき加減も緩和されますし、洗い込むことでリネン混による

“ふっくら感”が生じますので、表の見た目はそうそう変わらず、

裾周りや袖口の自然な吊れから来る

微妙な変化も楽しめるという、

なかなか味わい深いシャツだということが言えると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パッと見のボタンとか、シャツ自体の形の面白さもそうなんですが、

ちょっと視点を変えてみると、

違った趣深さというか面白みがあったりします。

 

 

「洗ったり着込ん(穿き込む)だりして育てる楽しみは、

デニム以外にもあり」

 

ということを、よくよく体感頂けるシャツだと思いますので、

その辺も踏まえてじっくりとご覧頂ければと思います。

 

宜しくお願いします。

 

 

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