連載。~あずみ野かわら版 Vol.36~

2011.05.22 / アイテム

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「あずみ野かわら版」が発行されました。

 

 

 

ふと見返してみると、“Vol.36”を数えていたあずみ野かわら版、

丸3年を迎えてました。よく続いています(笑)。

 

 

「服の数だけ物語がある」と、

ある著名な方の言葉があったよう記憶していますが、

そう考えてみると、まだまだ掘り下げていない事は

山ほどあるということになりそうですので、

ネタに困るはずはありません...

 

頑張って連載を続けさせて頂ければと思います。

 

 

 

さて、今回取り上げましたのが↑にあるように、

『スキッパー』と言う事になります。

 

画像でご覧頂けますように、Honneteのプルオーバーシャツ

念頭にして書いてみました。

 

 

ここ数年は、あまりスキッパーと言う言葉自体を発していませんでしたが、

前回のブログでも触れていますように、

個人的には思い入れ深いアイテムのひとつでもありますので、

スラスラ原稿を仕上げられたような気がします。

 

記事の内容や以前のブログも含めて、

じっくりとご覧になってみて下さい。

 

 

 

季節的な要因なのか、自分の最近の嗜好が変わってきたのか

分かりませんが、上記のシャツを始めとするプルオーバー、

いわゆる被りモノ(?)に目が行くような傾向があります。

 

そういう文脈からすると「LOLOシャツ」なんかが当てはまる訳なんですが、

上手くいけば近日中に再手配出来そうですので、

詳細が分かり次第ご報告出来ればと思っています。

 

 

 

 

 

 

<追伸>

 

 

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重要な案件で図書館に行ったついでに、

何気なしに借りてきたのが↑の

『ONE HUNDRED YEARS OF MENSWEAR』

です。

 

 

直訳気味に言えば「紳士服100年史」なんですが、

デヴィッド・ボウイが表紙(これだけでも借りる価値あり)ということもあり、

単なる男くさいファッションの変遷史ではなく、

スポーツやアート、カルチャーと言った側面からも掘り下げてある、

興味深い書籍です。

 

この手の書物には欠かせない、

稀代の洒落者エドワード8世(ウィンザー公爵)に始まり、

パツパツつんつるてん(?)のトム・ブラウンで終わるあたり、

ヤバさ加減が伝わるかと思います(笑)。

 

 

 

パラパラっと見ていて、ちょっと驚いたスナップがあったので紹介しておきます。

 

 

 

 

 

 

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独特な肖像画で有名なモディリアーニの写真。

 

 

1909年撮影だそうですが、

今でも全く違和感のない恐ろしくモダンなスタイル。

いたって普通です。

 

親近感が湧きます。

 

 

 

 

 

 

 

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ポスターや教科書で一度は作品をご覧になった事のあるクリムト

ご本人の写真。

 

 

モノクロの肖像写真はたまに見ますが、

カラーは初めて見ました。

このスモック、こんなに鮮やかだったんですねー。

 

モディリアーニと同時代でこの格好の違い、

興味深く見させてもらいました。

 

 

 

資料的にも秀逸な素晴らしい本ですので、

そのうち購入したいと思います。

 

 

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