ギリシャ軍 フィールドジャケット
ご紹介が遅れてました、「ギリシャ軍 フィールドジャケット」を取り上げてみます。
おそらくですが、メンズのアウターの中で最もデザインソース(パクリ?)の
元ネタとして選ばれているであろう、
ミリタリーアイテムに「M-65」と言うものがあります。
毎シーズン見ない年はない(そんな年なかったかも…)というくらい、
色んなブランドさんがリプロダクトしていますし、
実物の軍モノも間違いなく店頭で見かけます。
Wikipediaで見てたら、錚々たる顔ぶれの面々も着用という
ものすごい実績もあり(個人的には健さんですかね、クレイジーではない)、
アメリカ軍が生んだ最高傑作というのも正しい評価かと思います。
で、本題のギリシャ軍のフィールドジャケット。
一見するとデザイン・ディテールともに非常に似通っているところは
多いかも知れません。フロントの4つのポケット具合とか。
違いとしてはジッパー→ボタンでの着脱する点や、
スタンドカラー→テーラードっぽい襟型、
袖に付くストラップなどでしょうか。
この辺はお約束。
マチ付きで、フラップが付くポケット。
フラップの形状は直球ではなく、変化付けています。
裏地は別布を付けて、防寒性アップ。
本家に付いていたか記憶は定かではありませんが、
これだけでも防風性は格段に上がります。
ちゃんとしてます。
読めないということで格上げの(笑)、ギリシャ語表記。
コットンのタグにプリントされているので、
徐々に薄くなってはいきます。
1986年製造のデッドストック。
細かなディテール以外に、注目なのがライナーのキルティングなんです。
デッドストックのM-65ですとほとんどついてなく、
別売りされているうえにサイズもマチマチなことが多いのですが、
こちらはキチンと付属のうえに、
更に袖裏にまで付いている寒さ対策バッチリな仕様。
M-65を踏襲(あの件以来、間違え知らず)してますが、
そこはヨーロピアンテイストの極寒スタイルになっています。
僕自身も知らなかったので、かな~りマイナーな
ギリシャ軍のアウターですが、
「あ、それM-65っぽいね」って言われるのが嫌な方、
「結構あの形好きなんだけど、今さらM-65って気分でもないし…」な方、
「ナイロンとかウール素材だと、火のそばが怖くて…(?)」
な方など、様々なシチュエーションに耐えられる作りは、
そうそうございません。
冬のアウターがまだ決めきれない方に、おススメします。
とにかく暖かいはずなので。