“友禅” 3D ビーニー
本日ですが、MANIERAの3Dビーニーシリーズに新たに、
「ブラック」と「“友禅” ブラックレッド」が仲間入りしました。
レギュラーラインのキャッシュウール・無地に関しましては
ひとまず置いといて、今日は「友禅染」シリーズに関して
お伝えしたいと思います。
とまでは言ったものの、友禅染というとあまりに奥が深く、
既に調べ始めて2分ぐらいで壁にぶち当たったので(...)、
簡単に言う限りですと、
『(白い)生地の上から絵を描く様にして染めていき模様を作り出すやり方』
という事になるのでしょうか?
イメージとしては洋服=織り物、和服(着物)=染め物とすると、
全く正確ではないですが、遠からず近からずで捉えやすい気がします
(だいぶ極端な例えですが...)。
そんなことからもこの友禅シリーズ、
ベースとなるチャコールグレーの3Dビーニーの上から、
刷毛で丁寧に2色の色を塗り込め、
繊細で微妙な表情を付けた逸品となります。
↑の画像からも見えるように、縫い合わせ近くの部分で
地のチャコールが見えている事が、
チャプチャプと浸して色を付けているのではない証拠と言えます。
さらに裏地を引っ張り出した“ビッグフット”の状態だと、
より鮮明にお分かり頂けるかと思います。
話を聞く限りですと、デザイナー彦坂さんの地元が京都ということもあり、
「こんなすごい技術があるんだ!」
ということを知って、チャレンジしてみた意欲作なんだそうです。
まさしく温故知新で生まれたアイテム。
個人的にも、3Dビーニーとの付き合いが前職も含め4年近くになっていて、
分かりやすい杢ボーダーのようなものも見てきただけに、この
「微妙な表情の違い。さらにそれが職人技系」
というのにはグッと来てしまうポイントでもあります。
海外進出も果たしているMANIERAだけに、
もしかしたらそういう侘び寂び的なところもあるかも知れません。
便宜上、当店ですと表記を「友禅」とはしていますが、
これが「YUZEN」となると、語感が変わって
だいぶ印象が違うような気もします。
早く外国の方にお越し頂いて、
「ユーゼン!?ソー クール!!」
と言わせてみたいです(笑)。
もちろん皆さんには、勢いだけの横文字を言わないよう、
正しくお伝えしたいとは思っています。
微かな違いを好まれる方にこそお薦めしたい、
3Dビーニーの友禅シリーズ。
宜しくお願いします。