Yarmo “Work Coat”
Yarmoの「ワークコート」をご紹介します。
ヤーモのコートに関しては、当店でも定期的に取り扱っているはずですが、
まともにブログでの紹介していたのが思いのほか少なく、
投稿している本人でさえも、はて?と頭をかしげていました。
理由はいたって明白。
店頭からクイックに旅立つ率が高いジャンルということが判明。
要は毎シーズンご好評頂いているコートということで、
説明を済ませてしまうことも出来るのですが、そうは問屋が卸しません。。
ディープなブログを楽しみにされている方がいるそうなので(・・困る)、
不肖ながらご紹介に努めさせて頂こうかと思います。
毎度同じデザイン・モデルで、ということはあまりなく、
その時の生地のテイストの面白さから選ばせてもらっている中、
栄えあるウィンターセレクトに輝いたのが、↑コチラのコート。
当店もショート型、ラグラン型とご用意していましたので、
次はワーク型というのが順番的に正しそうな予感だったのですが、
実物に袖を通したところ、悪くない感じに思わずニンマリ。
誰にも見られていないのを確認しつつ、
そそくさと撮影・アップを遂行しています。
パッとご覧頂ける限りですと、
『3つのパッチポケットが付いたウールコート』
なヴィジュアルだろうと思います。
ワークコートというアイテム名からして、そのものズバリなんですが、
よくあるショップコート風情とは違い、
・胸ポケットは右上がり
・脇ポケットは斜め切り(入れ)
という具合に、フレンチヴィンテージで著名な「アトリエコート」を思わせる、
そういったデザインのはずです。
先にご紹介していた5minutes内での制服の商品ページでも、
同じ形の角切りポケットが採用されていることからフランス、
もっと広く見ればユーロワークウェアの雰囲気が醸し出されているのも、
ロングセラーたる所以だと言えるでしょう。
いくつかラインナップされたいたファブリックからチョイスしたのが、
“ウール×リネン ヘリンボーン”なるツイード素材、そしてオリーブ。
振り返ってみると、毎度ヤーモのコートに関して
100%グリーン系を選んでしまっているのはミステリーですが(・・)、
そうそう見かける事の少ない色合いを選んでしまうのは、
私の気質以外にありません。。
洗濯や着用を繰り返すことで生まれるリネン特有のふくらみと、
武骨さにつながるヘリンボーンの織り柄、
そんでもってクズ入りのコットンを裏地に合わせることによるアンサンブル、
冬場の着用に耐えられる組み合わせこそ、最大の魅力ではないかと、
そのように思っています。
一年に一度は書いている気がする
『完璧なマリアージュ』(@フィガロ紙 風)
はここでも健在といったところでしょうか。
どうやら接写の画像を棄てていたようで(・・)、
薄ぼんやりとしたところでのご紹介になるのですが、
先シーズンのモノとの違いに気付きましたので、ひとつ。
ワークコートの名が付くものであれば、
たいていはダブルステッチで縫製というのが相場ですが、
↑のコートでは、“シングルステッチ”で縫製が進められています。
効果としては色々挙げられますが、どちらかというとテーラード寄りのやり方なので、
ドレッシーさにつながるキレイなヴィジュアルに落ち着きます。
アイテムの性格的にはラフに取り扱うのが間違いありませんが、
フォーマルを意識したような
『手軽に羽織れる、簡易型のチェスターコート』
的着こなし方もありだと、そのように思った次第です。
既出ですが何度でも出してやるということで、ご容赦を。
コラ画像の製作(?)がいつになるのか分かりませんが、
絵心がさほどない私でも、 筆を執る気にさせた自画自賛スナップ。
実際描くことはないだろうと思いきや、家から色鉛筆セットは持ってきたので、
こっそりディスプレイだけはしときました。
補足としては幾分小ぶりなシルエット&裏地がコットンで滑らないため、
↑ぐらいのインナーがマックスかと思います。
サイズ感からすると女性の方の着用も視野に入ってくる気がしますので、
後日の撮影までお待ちくださいませ。
ささっとお送りしてきましたYarmoのワークコートのご紹介、
いかがでしたでしょうか?
感覚的にはショップコート・アトリエコートのノリだと思わせつつ、
工夫を凝らされたヘリンボーンツイードや縫製から、
ライトなチェスターフィールドコートとしても通用しそうな面構え、
好感が持てます。
そんな事を踏まえながら、ロングセラーアイテムの魅力に触れてみてください。
宜しくお願いします。