Gloverall “MONTY”
Gloverall(グローバーオール) のダッフルコート、「MONTY”」
を補足します。
季節柄、ご興味お持ち頂ける方が日ごとに増えています
アウターの類い。
その中でもヘビーアウターの代表格と言えるのが、
ダッフルコートのように思います。
こちらのMONTY、以前速報ということでご紹介はしていましたが、
続報に関してまだ未回収でした…反省の意を込めつつ、
商品ページで取り上げてない細かな部分を見ていきたいと思います。
一点ずつにですが、↑のような帆布で作られた
立派な下げ札が付属します。
1951年が創業年になるGloverall。
その当時のオリジナルラインナップを今に伝えるものとして、
雰囲気のある付属品かと思います。
この下げ札の裏には、スペア用のトグル&麻縄、
シリアルコードを表すステンシルなどがセットされています。
フードの口周りに、スナップボタンが付いているのを
ご覧頂けると思いますが、使用法としては↑のようなります。
小さく畳んで海水の浸入や風にあおられるのを防ぐ、
リュックを背負う際にジャマにならない意図で、
昔のものにも実際付けられていました。
「これは一体何なんですか?」の問いを頂く、↑のテープ。
正解は『レッグストラップ』になります。
これも海風にあおられない為の予防的ディテールです。
現在のMONTYでは、実用的側面はかなり薄いのですが、
当時の名残を残すものとして、雰囲気のあるディテールと捉えましょう。
前身頃にも、実はスナップボタンが付けられています。
都度ロープにトグルを通す手間を省略する、
簡易的なディテールです。
私の記憶違いかもしれませんが、当時のものに付いていたかどうか・・・
ただ実用的な側面として、あると重宝するのは間違いないように思います。
MONTYはミリタリーベースのコートであるのは
再三お伝えしていますが、それをうかがわせるディテールとして
興味深いのが、↑のようなところです。
要は耐久性をアップさせる意図で、コットンヘリンボーンのテープを
“受け”にして縫製してまして、これが実に丁寧かつ理に叶った
やり方です。
すり切れやすい箇所やボタンの受けとして備えているわけですが、
こういう強固な縫製を見るに付け、“ガーメント”と言う言葉が相応しいのに
異論はないと思います。
前回の補足も兼ねてお送りしてきたGloverallのMONTY、
いかがでしたでしょうか?
今日のブログの構成が、お伝えしたいポイントが多すぎることで、
何かこう読みづらさがある気がしてますが(・・)、
そのあたりはご勘弁下さい。
世にダッフルコートなるものは数多くありますが、
『真のオリジナルであるもの・不変的なもの・時勢に左右されないもの』
ということで見てみると、ほんの数点しか挙げられないように思います。
そのうちのひとつがこちらのMONTYではないかと。
寒さから身を守るクラシックな“ギア”として、
陳腐な言い方ですが、世代や流行を超えて生涯愛用して頂ける
一生ものの“ガーメント”として、これ以上ないように思えるMONTY。
改めてになりますが、冬に備えるヘビーアウターとして
おすすめします。
特集ページと合わせて、ご覧になってみて下さい。