オランダ軍ナイフポケットパンツ
既報ですが、オランダ軍のナイフポケットパンツ入荷しています。
ここ数か月、軍モノの入荷はちょこちょこあったかと思うのですが、
パンツに関して言うとなかなか琴線に触れるものが見つからず、
仕入自体を見合わせている状況が続いていました。
軍パンってのがこれが難しいジャンルで、こういうの好きな人は
結構いるんですが、流行りのファッションに慣れ親しんでいる方からすると、
「太さ」・「股上の深さ」・「シルエット」が全くもって相容れない、
受け入れられないというのを良く聞きます。
そりゃー、細いパンツに越したことないですし、
股上浅い方がカッコイイですからねー。
異論はありません。
この「細パンツ信仰(?)」に逆行するところこそ軍パンの魅力、
真の軍パンフリークなり(?)と思っていますが、
そんな方におススメしたいのが
今回のオランダ軍のナイフポケットパンツです。
ヨーロッパの中でも実用本位なデザインが多いのかも?と思う
ダッチサープラスですが、このパンツもずばりナイフを入れる為の
ミニポケットが右裾に付くという、分かりやす過ぎるデザインです(笑)。
シルエットも数多くある軍パンの中では、比較的細く股上も浅めと
言われていて、何気にセレクトショップのバイヤーに人気があるんだとか
(未確認情報。あくまで噂)。
よくあるカーゴパンツのようなボリュームのあるシルエットではなく、
どちらかというとトラウザーズやファティーグパンツの系統に
属するものなので、必要以上な太さもなく、すっきりしていると言えるのが、
特徴的だと言えます。
さらにちょっと珍しいのが、コットン100%ということ。
数十年前のヴィンテージは別として、最近のですと俗に言う
「綿ポリ」の素材で、丈夫なのは良いんですが、
硬さがあることでゴワつき加減が強く、洗っても風合いがさほど変化しないので、
なんとなく風情に欠ける印象でした。
その点綿100%ですと、独特のアタリの出かたや洗濯によるクタッとした
風合いの変化が楽しめるのが良いところ。
90年初頭を境に、そのあとはハイテク化の波に飲まれて
綿100%は徐々に姿を消していったことを考えると、
ちょっとしたレアアイテムであるのは間違いないですし、
SEYNTEXの製造である点も、ミリタリーランクを高めるところです。
股下が思いの他長いので、カットしないではける方はそう多くは
いなんじゃないかと思います。
そうなるとナイフポケットの位置の関係上、
裾上げ位置に限度があるんじゃないかと思われそうですが、
構造的には修理自体は可能なものですので、
そのあたりはご相談頂ければと思います。
まずは詳細をご覧頂いて、感想をお持ち頂ければ思います。
宜しくお願いします。