Style＆Cordinate　Vol.277

2025.03.18 / コーディネート

暖かくなってくれば手っ取り早くの衣替え感覚で、ブルゾンへの興味が湧いてくる。

ようやくそんな頃に突入したかと。今回はフジトさんの話題の新作になります。

ブルゾンだけに留まらず、ご高評いただいているナウンさんとのコラボパンツ、

さらにはキャップまでご用意してみた、共生地で上から下まで網羅したセットアップです。

3つ揃えた酔狂？なお店は少ないと聞いてますが・・

まぁその辺は長らく取り扱っている当店の意地みたいなもんです。

3つ押さえりゃ何か良いことあるさ。徹底してこそ真のファン、そう言い聞かせることにします。

コーディネイトそのものはさほどバリエーションはないので・・、“色”について再度言っときましょうか。

コチラで用いられている生地＝リネン×ウール、今季のコレクションでもフジトさんイチオシなのは

以前の投稿で述べてました。さらにネイビーよりブラウンを激推しする理由も挙げていたかと。

「全ての道は【アズーロ・エ・マローネ】に通ず」

私のおっかない先輩たちもそんな事を言っていたような言わなかったような？

確かにアウターと言った面積の大きいモノなら、ネイビーやブラックを選ぶのは令和でなくとも

真理であり心理。ただコチラの品では別としましょう。

リネンの分量の多いクラシックなスーチングなら、陰影の出やすいブラウンのほうがカジュアルに着やすい、

そう見ています。なんてったって“大地”の色ですから。

スーチング寄りの生地ならこの提案も納得。ナウンさんとのベルトレス（パンツ）。

最近は90年代のトレンド揺り戻しが来ていますので、パンツの太さに関わらずクシュっと

裾をたるませる穿き方、見かける機会が増えているのかと。

ただ何でもかんでも長けりゃいいと思えず、節度のある感じであってほしいのが正直な気持ち。

ヒップホップも装い方のほうは遠巻きに見てたクチでしたし。

コチラのボトムスもいくらかのリバイバル成分を含みつつ、生地はクラシックなそれですので、

お子様向けにはない『優美なドレープ』が現れます。そのためのレングス設定かもしれません。

私にはワンサイズ大きいモノしかなかったのは抜きにして・・

今回は小ぎれいな体でお送りしましたが、私としては潤沢に並んでいるカーキやオリーブの

グリーン系ボトムスとの組み合わせを目論んでいます。

軍パンとか色落ちしまくったデニムとか、ハード目とされるボトムスと茶系ブルゾン。

良い相乗効果が生まれるのを期待しましょう。

何かの参考になるよう、お役立てくださいませ。