最近。
しばらくぶりの書籍紹介でもしようと思います。
資料集め(かわら版等です)も兼ねて、
月に数回ほど足を運ぶ図書館ですが、
「衣料・繊維関連>音楽・映画関連>サッカー関連>(ようやく登場の)小説関連」
と、まぁ偏りのある借り方ですが、
先日、これは面白そうと思いレンタルしたのが↑の
『映画は音楽だ!』です。
タイトルからしてズバリな感じですが、名作を彩った名曲を、
この号はロック・ポップスのジャンルで
スポットを当てて取り上げた書籍です。
ざっと挙げてみますと、カジノ・ロワイヤル×バカラックや、
ビートルズと映画との関係、
映画の重要なモチーフになったソウル・グラム・パンク・ソフトロックの曲達など、
オールディーズからレイヴあたりまで、
時代の変遷の沿って紹介されています。
映画と音楽と言えば、(若干苦手な)ミュージカルというのもありますし、
スクール・オブ・ロックのようなものもありますが、
何はともあれ名曲≧名作をテキストと写真で取り上げた、
気軽に読める良著になっています。
*余談ですが、ふいに思い浮かんだのがスクール・オブ・ロックなだけで
特に意味はなし。
ただ同じジャック・ブラックが出てるのなら、
圧倒的に「ハイ・フィデリティ」を推します。
キャストや挿入曲の巧みさはもちろんですが、
お話自体が身につまされるところがあって妙な共感を覚えながら、
いつも見てしまいます。
これ、あとで気付いたのですが、こちらはマイフェイバリットである
Esquireの別冊でして、以前ご紹介したバイブルと
同じ系譜に当たる代物でした。
こういう時だけ恐ろしく鼻の利くのが、いかにも自分っぽい(笑)。
映画の好きな方からすれば、名作などのサブテキスト代わりとして
読んで頂いてもいいですし、音楽好きからすれば、
広くジャンルを網羅出来る名盤ガイドとして
ご覧頂いても良さそうです。
僕もそのうち、正規で手に入れたいと思っています。
(出来得れば、これのジャズサイド版も読みたいのだが、
どうやら刊行はされてないらしい。
どこかの出版社で重い腰を上げてくれないかな...)