James Mortimer リネン×コットン シャンブレー
James Mortimer リネン×コットン シャンブレー レギュラーシャツ(ホワイト) 36.38.40
先日ご紹介していましたJames Mortimer、本日アップしました。
諸事情によりアップが一日遅れ(..)ましたが、
新しいモノはやはり素敵です。
ということで、少し掘り下げてみたいと思います。
最初にですが、「シャンブレー」とは経(タテ)糸に色の付いた糸、
緯(ヨコ)糸に白(系)糸を使った平織りの織物になるわけですが、
さすがにタテ・ヨコともに白でかつ綾織りですので、
厳密に言ってこちらの生地がシャンブレーかどうかは??ではあります。
ですが、イタリアの生地屋さんがそう言い切っていますので(おそらく)、
当店でもそれに準じてシャンブレー表記にさせて頂きます。
考え方としては、
“経糸リネンで緯糸コットンを使った異糸による生地=シャンブレー”
とするのが、案外ベターなのかも知れません。
秋冬なのにリネン?と言った疑問をお持ちになる方も
いらっしゃるかと思います。
素材そのもののメリット・デメリットを詳細にお伝えするには
誌面が足りないため、若干割愛させて頂きますが、
メリットとしては
「生地そのものの厚み(=ふくらみ)と肌触りの良さ」
が挙げられると思います。
↑の画像はリネン100%(平織り)との比較になりまして、
それぞれの番手(糸の太さ)が異なるので一概には言い切れませんが、
今回のシャンブレー、従来のリネンの持つ弾力性やコシと言った
風合いの強さはそのままに、コットンによって表面の光沢と肌触りの良さがアップ、
そしてツイル地になることで目が詰まり、暖かみのある質感であると言えます。
イメージとしては、『ドレスシャツ然としたネルシャツ』
とでも言えば良いのでしょうか(かなり強引ではありますが)。
白シャツ同士の比較図ですが、大きな違いはその「透け感」です。
ドレスシャツ界からしますと、細い糸(ex:120双以上)を
使ってあるものの方が高級(紡績コストによる生地値upなど)
とされていますが、なめらかで繊細な生地というのは
得てして薄いものです。
えー、透けます。
より日常使いに適したものなら、
適度な厚みは欲しいところです。
↑でご覧頂けるのは、それぞれに付属の下げ札を置いてみた様子です。
下げ札に描かれたJames Mortimerさんの肖像
(および直筆サイン)の見え方の違いは、一目瞭然かと思います。
リネンと言いつつ見た目・肌触りとも、
これからの時期に万全な対応を見せてくれるであろうことが
予想出来ます。
「リネンとコットン、太古から人に寄り添うもの同士の神聖なマリアージュ」
(@ル・モンド紙 風)
と言いたくなるような絶妙なブレンド感が、
このシャンブレーにはあると思います。
じっくりとご覧になってみて下さい。
宜しくお願いします(後日、また別で取り上げたいと思います)。
<追伸>
「PARIS MATCH.com」の今のトップページ、
妙な感じでなんか面白いんですが(笑)。