FilMelange “PHYS”

2014.10.30 / アイテム

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FilMelange “PHYS”

 

 

 

FilMelangeの「PHYS」をご紹介します。

 

 

 

既に同じ生地を使っていますウィメンズモデル、

PHILINA」はだいぶ前に紹介していました。

 

 

初回でもう充分お伝えしていただろうと思い、

10月の終わりを迎えているわけですが、対になり得るフィースの方は

すっかり失念。。

 

今日くらいの気候だったらちょうど良いでしょう、と開き直っています。

 

 

気を取り直しまして、コレクションアイテムのラインナップで

目を引くスウェットアイテム。

 

少し取り上げてみたいと思います。

 

 

 

 

 

FilMelange(フィルメランジェ)「PHYS」 クルーネックプルオーバー(ブルー)

 

 

 

 

今シーズン、ブランドを問わず数多くご用意しています、

プルオーバーのデザイン。

こちらもそのうちのひとつです。

 

 

前回ご紹介していた、“ポプ裏”生地を使いまして、

リブ袖・襟・裾でまとめた、プレーンでベーシックなデザイン。

汎用性の高いオーセンティックなものだと思います。

 

スタイリング等の提案にはまだ至っていませんが、

↑でご覧頂ける限り、フィッシャーマンセーターに通じるような

襟元にルーズさの出ない仕上がりに、好感を持っています。

 

 

スウェットプルオーバー然としつつ、ニットウェアらしさもある。

 

両方の良いところを捉えたさじ加減が、

共感出来るポイントだと思っています。

 

 

 

 

 

FilMelange(フィルメランジェ)「PHYS」 クルーネックプルオーバー(ブルー)

 

 

 

 

以前の画像の使い回しで恐縮です。渾身の素材、

ウールポップコーン裏毛

が分かりやすかったものですので。

 

 

表面にウォッシャブル加工したメリノウール、

裏面にナチュラルコットンを組み合わせて

ポップコーン編みの表情が出るよう編み立てた裏毛素材

 

 

 

文章に書き出すとこの限りですが、

この手の異素材コンビネーションですと、「接結」というやり方で

二重織りにする生地が多いと思います。

 

 

この方法だと肌触りも良いですし、軽くふんわり仕上がるメリットも

あるんですが、経年によって生地が分離、

はがれてくるといった事も出てきます。

 

寿命と言えば寿命ですが、いささか解せない気分の時も。

 

 

今回は裏毛生地として編み立ていますので、

耐久性では圧倒的にこちらに軍配の上がる優れたモノ。

 

純粋なニットウェアに比べれば形も崩れないですし、

この組織だと着込むことでのエイジングも、割と出やすそうです。

 

 

 

 

 

FilMelange(フィルメランジェ)「PHYS」 クルーネックプルオーバー(ブルー)

 

 

 

 

従来のスウェットに置き換えれば、裏地に当たる部分が

PHYSではポップコーン編みされた表面。

ツルっとした霜降りの表面が、ここでは裏地とお伝えすれば、

少しはお分かりしやすいのかと。

 

 

普通の裏毛ならつゆ知らず、ポップコーン編みのような

ランダムのつぶつぶ?さは、想像するだけでも

複雑そうな工程を得ている気がします。

 

それをあえてスポーティなスウェットアイテムで表現してしまう。

 

FilMelangeの面目躍如といったトップスが、

こちらのフィースだと強く思います。

 

 

 

 

 

FilMelange(フィルメランジェ)「PHYS」 クルーネックプルオーバー(ブルー)

 

 

 

 

何も好き好んで、コーポレートカラー?のブルーばかりを

用意しているわけではありません。

 

 

見ている限りでは、今季キャメルやブラウン(ベージュも含まれそう)

といった“茶系”の提案が多い気がしていますが、

その手のアイテムとの相性の良さを見越してのブルー。

 

そんなお勧めを目論んでいます。

 

 

 

5minutesでもしょっちゅう言っている気がする、

アズーロ・エ・マローネ」なる色のコーディネイション。

今年の冬も健在なり。

 

 

『茶色のアウターなんてねぇよ・・』

と嘆かれる方がいらっしゃっても大丈夫です。

上がなくても足元は?ということで、ひとつふたつはお持ちであろう

ブラウンの靴なんかでも、色の代用としては可能です。

 

 

そんなことを考えてみると、これ結構使えるぞという

気分になってきています。

 

 

 

 

 

FilMelange(フィルメランジェ)「PHYS」 クルーネックプルオーバー(ブルー)

 

 

 

 

ということでお送りしてきた、FilMelangeのPHYS・フィース。

 

 

ストレスを感じさせない着心地の良さは然ることながら、

ヴィジュアル的な面白さも備えているあたりは、

今回も猛烈にレコメンド出来るポイントです。

 

武骨なフィッシャーマンズセーターのノリもありつつ、

軽く扱いやすく着やすいのも、大きな魅力になるものだと思います。

 

 

後日のコーディネイトも期待しつつ、じっくりとご覧になってみてください。

 

宜しくお願いします。

 

 

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