スイス軍ニット
Dead Stock & Vintage Collection(デッドストック・ヴィンテージ コレクション)
に、スイス軍のニットが加わりました。
最初箱を開けて見た時、どちらかというと「?」な反応だったんですが、
よ~く観察してみると、じわじわと素晴らしさ(恐ろしさ?)が
発見されていきました。
玄人受けする滋味深きアイテム。
まずその由来ですが、ここだけの話便宜上スイス軍にはなってますが、
もしかしたらオランダ軍かも知れないし、
はたまたスウェーデン軍であるかも知れないという、
はっきりしないんです
(勉強不足で申し訳ないです…ご存知の方いらっしゃればご一報を)。
なんですが、そういうのは抜きにしてもこれがまた、
結構凝ったディテールなんですね。
だいたいこの手のミリタリーのニットって言うと、
大抵がクルーネックorVネックってのが相場ですが、
こちらは変形のハーフジップ。なかなか見たことがありません。
おまけに襟の脇のへらしの処理とか、
なんだか縄目模様みたいになってたりするのも、
手の込んだ縫製のように見えます。
裏っ側です。肩と脇の部分に注目して下さい。
申し訳なさ程度に付いた、補強用と思われる当て布。
どこまで役に立つかは疑問ではありますが、
一般的なニット製品でもおろそかにしがちな所の処理の仕方、
ただものではないでしょう。
とまぁ、ざっとではありますが気付いた点を挙げてみました。
他にもジップの引き手がそれぞれの商品で違ったりと、
発見出来ていない隠れ財産がまだまだ埋まってそうな勢いです。
個人的にガンジーニット欲しかったんですが、
今年はこのミリタリーニットでなんだか代用出来そうです。
「40年以上前の人たちは、律儀なモノ作りをするな」
そんなことを今日思いました。
<追記>
とりあえず一点しかアップしてませんが、
サイズ違いもありますので、しばらくお待ち下さいませ。
ご興味ある方はご一報か、ご来店頂ければ幸いです。