BRENA “CARPENTER PANTS”
BRENAの「カーペンターパンツ」をご紹介します。
気合いでどうにかなるもんじゃ・・翌日の筋肉痛。
昨日草サッカーのリーグ戦が始まってしまいまして、恐る恐る開幕戦に行ってきました。
お察しのとおり走る&ボールに触れるのは昨年以来。よくそれでフルコートのサッカーを
やりきろうと考えるものです。仲間内での合言葉=『メンタルでフィジカルを乗り切る』(?)実践の場。
物好きなミドルエイジはこんなもんなんでしょうか?
試合は久しぶりに気分良く終えられ爽快だったのですが、反動というか代償というのがヒドイ・・
活動量が極めて少ない終日を送ることになるわけで。こりゃしばらくぐったりしてそう。。
ちなみに明日は営業していますので、お見舞いに関わらずお気軽にお立ち寄りください。
それでは本題に。ブレナさんのカーペンターパンツ。
先立ってご紹介していたコックパンツ以外にも、単発ではなく継続でリリースされるアイテムが
そこそこございます。コチラもそれに類するもので、評判も良好という話を耳にします。
そう聞けば便乗しない理由はなし。待望のお品が先日無事届きました。
商品ページで述べてますように、1940年代のワークパンツが元になったということで、
当時の作業着らしい簡素でそっけない?デザイン。
ただ見るべきポイントはディテール以外にありそうです。以下つらつらと。
これまた仲間内でしか通じないスラングに『ごっしり』というのがあります。
ごつい+どっしりから成るワード。今回のリネンキャンバスがまさにそれに該当するわけで。
ボトムスですのでタフな使用に耐えられる生地は歓迎すべきところですが、
最近のユルい(ヌルい?)リネンに慣れた身からすると、久しく見ていなかったボリューム感は新鮮。
25番手は通常の3割超の太さの糸です。重厚というか豪気というか。
さらに4色ラインナップの中から選んだブラウン。
他のお色以上にヴィンテージ感、もとい古(いにしえ)感?があるように思うのは私だけでないはず。
ソースになったのは大工さんのボトムスなんですが、私にはどうも“木こり”のほうがふさわしく思えて
なりません。関係各位には《ロガーパンツ》と触れ回ることにしましょう。
体格的に難があるのは重々承知(・・)ですが、裾を折り返しているのは意図があってのこと。
ロールアップがデフォルトになる設定なもので。
説明文内で《ボージョンパンツ》を挙げています。19世紀~20世紀の戦前までフランス軍を
下支えした作業着。コチラのカーペンターパンツもその影響下にはあるはず。
サスペンダー+シンチバックで着用する古式ゆかしいスタイル、そして支給品のオーバーパンツと
いった使い道です。足の長さなんて合うわけがなく、各自が折り返して穿いていたのは
容易に想像できるかと。そこまでのリスペクトを込めての長い股下の設定。
長さが気になる方はカット=裾直ししていただいても結構ですが、ロールアップの良いところは
裾に重りが生まれることで生地が自然と引っ張られます。ストーンとシワなく穿けることでの
美麗シルエットを目的にしています。この辺は女性陣にも共感いただけることでしょう。
ちなみに私の場合↑は2回の折り返し。様子を見ながら調整くださいませ。
この辺も今どき勢?にはない豪胆さ。その徹底ぶりも大きな魅力になります。
《カス残しスレキ》生地でクラシックな雰囲気マシマシ。
M-47(当店ならM-49)をご存知の方なら、共通していないと言っても理解は出来る
裏地の指定なんじゃないでしょうか。私からしてもこの厚みの生地を持ってきてしまうことが
アンビリーバブルな所業。本気度の高さを物語ってくれるディテール。
補足ですと左足中腹?に設けられたスケールポケットですが、おおよそのスマホが収まる
サイズにしています。これは現実に即した実用的なアップデート。
あんまりガチガチな再現だと共感しづらいレプリカになってしまいますので、柔軟に対応しています。
そもそもウエストのシャーリング仕様で前提を変更していますので。
さらっとBRENAの「カーペンターパンツ」をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
フレンチリネンのイージーパンツではありますので、気兼ねなく穿いていただければとしつつ、
よくよく目を凝らすと何か妙だな・・?という現代の視点にはない“斬新さ”、
そんなところにも魅力が詰まっているように思います。
(何だこの生地はァッ!と奮えていただきたいのが本音)
ボージョンパンツが生まれた背景を加味して記した『ヴィンテージを超える“ヘリテージ”』、
そんな雰囲気が少しでも感じていただけたら何よりです。
ひとまず宜しくお願いします。