PERS PROJECTS “VICTOR L/S WIDE FIT SHIRTS”
PERS PROJECTS “VICTOR L/S WIDE FIT SHIRTS”
PERS PROJECTSの「VICTOR L/S WIDE FIT SHIRTS」をご紹介します。
季節の移り変わりを「日焼け止め」で実感。まぁそうなりますわな。
帰りしなドラッグストアに駆け込みまして、一目散で「ハンドクリーム」コーナーへ。
この前来たときは店頭の一番目立つ場所だったのに、いつの間にか縮小→5分の1ほどに。
代わりに鎮座していたのが冒頭の面々。入れ替えすぎやしませんか・・と戸惑ったひとコマ。
夏日なんて予報が出てましたので、いつもより前倒しで用意されるのは分かりますが、
そうは言っても乾燥気味ではあるはず。ハンドクリームの選択肢、あまりの少なさに泣けてくるわけで・・
『SPFより尿素求む!!』
聞こえないようつぶやきながら、狭小コーナーをディグってみた次第です。
それでは本日のお題=パースさんのシャツ=ヴィクターを見ていきます。
っとその前に、新しく仲間入りしたパースプロジェクトさん。今回のシャツで2回目ではありますが、
着実にアクセスを伸ばしているとしつつまだまだ理解が浅めかと。
ということですので初回のブログを再掲載。↑のバナーから改めてご覧になってみてください。
残りTシャツのアップを持って当店分は出揃いますが、来季以降はもう少しラインナップを拡充予定。
長くお付き合いいただけましたら何よりです。
VICTOR L/S WIDE FIT SHIRTSのネーミングで、おおむねイメージいただけることでしょう。
『長袖のビッグシルエットシャツ』、端的に言えばその辺りかと思います。
このワイドフィットシャツ、生地や仕様変更を経ながら初期からリリースされているもの。
ロングセラーや定番といった認識でお間違いない、パースさんの“顔”とも言えるアイテム。
《フレンチリネン》ありきでスタートしたシャツだったと記憶していますが、オープンカラーの襟・
スクエアボトムの裾・大ぶりな胸ポケットからして、素材感を活かせるようアウター気味に
羽織っていただく意図が、ご好評の秘訣だと見ています。
私的な関心どころだとこの2点。カフスとアームホールが少し変わっておりまして。
まずカフス。雑な落書きで補足しましたが、『両端を短く=ゆるやかにカーブ』はココを指しての記述。
山なりにした理由はいくつか思い当たりますが、意匠的に洒落ているのに加えて
『カフスの先端が外側に丸まってくるのを目立たなくする』のを聞いたことがあります。
リネンだけに硬い芯地を入れるわけにはいかず、やわらかい芯地になることでの弊害(丸まり)を
少なくするための策、そんなひと工夫だったような?
アームホールでのハーフソーイング(右上で囲ってあるステッチがない所)も、後からじわじわ来るポイント。
これだけの幅広設定ですので着心地うんぬんでなく、『脇から下がもっさりせずに真っ直ぐ落ちるシルエットから
逆算』しての仕様と見れば、腹落ちできてしまうと見ますがどうなんでしょう?
まぁあまり深刻に思われず、よそさんとは違った変わっているディテールぐらいでご覧ください。
ご興味ある方は店頭にてお問い合わせを。
本文では全くのノータッチ(・・)でしたので補足を。《コンストラクション ヨーク》でスマートな見てくれ。
以前コムアーチさんのシャツで触れていましたので、おさらいした上でご覧いただきたいのですが、
私のようなスーツ畑上がりだとついつい反応してしまうポイント。この縫製だけで“格上”認定してしまいがち。
実際はそういうことはありませんので、これもよそさんとは違ったところの認識で結構です。
ただリネンシャツの性質上、経年で味わいが出すぎることもあります。
『それをヴィジュアル面で軽減してくれるのが実はコンストラクションヨークだった」
何かの拍子に思い出していただけましたら何よりです。
ごちゃごちゃ言われて食欲減退された方もいらっしゃるかも・・
ガバっと羽織って袖を無造作に折り返す。それがリネンシャツの醍醐味。
オープンカラーの襟型ですので、ボタンを留めても開放感は付いてきます。
でもそこはできればもうひと手間を。この陽気なら羽織り用途にも相応しくなってきました。
皆さんなりのアイデア、良かったらぜひお聞かせください。
ここまでPERS PROJECTSの「VICTOR L/S WIDE FIT SHIRTS」をご紹介しました。
パースさん全般にも言えますがコチラのヴィクター、よそさんのリネンシャツに比べて
これだけ用尺(生地の分量)をたっぷり使っているのに、割安感を覚えてしまうのは
贔屓目抜きでも正しい見方かと。
プラスアルファで細かくお伝えした↑も込みであれば、コスパとしても納得いただけるように
思ってますがはたして・・
長袖のリネンシャツも当然視野に入ってきた今日この頃。コチラのシャツと共にシーズンインは
いかがでしょうか。改めてじっくりとご覧くださいませ。
それでは宜しくお願いします。