Loake(ローク)
先日ご紹介していましたLoake(ローク)、アップしてあります。
お店にお越し頂いた方ですと、十中八九、
僕が白い靴=repetto or spring court を履いている姿を
ご覧になっているかと思います。
今となっては白シャツ好きならぬ、“白クツ好き”な人物として
認知?されているかと思いますが、その昔はスーツ畑を歩んでましたので、
お恥ずかしながら英国製高級靴(フランス製も)に目が無く、
散々浪費して所有していた時期がありました。
ここではそんな靴自慢話は置いときまして、Loakeの話です。
今回、俗に言う『マーチンソール』的ラバーソールの取り揃えですが、
Loake自体で言えば、そのほとんどがビジネスシューズ寄りなラインナップです。
良く言われている、「イギリスのリーガル(?)的存在」な立ち位置として、
大衆的なブランドとして認知されているようです。
なんですが、僕が初めて知ったのはそういう文脈でなく、
ポール・ウェラー御大を筆頭とする、モッズスタイルには欠かせないマストな(笑)
ローファー(タッセルローファーがやっぱ有名ですから)としてとか、
スペシャルズを始めとする2トーンスカ系のミュージシャンも履いていると言った、
UKミュージックシーン好きには避けて通れないシューズブランドとして
耳にしたのが最初でした。
個人的な好みとしてローファーがどうも苦手ということや、サイズに関して
どうもしっくりいくものに出会わなかったのでLoake自体は未所有でしたが、
スタイリング的に今の気分かも、と思いまして、
このウィングチップをご用意させて頂いた次第です。
最近のレザーシューズ市場を賑わす存在として、
ポストマンシューズやサービスシューズと言った、
アメリカ発のボリューム感ある黒の靴がもてはやされています。
確かに新鮮さもあるし、アメリカントラッド的なコーディネイトの流れからすると
必須なアイテムなんでしょうが、本物を履いてみると、
薄く硬いソールの具合で足腰に痛みが来てしまうのも必須です。
そういう文脈からしても、ボリュームのあるブラックシューズを足元に合わせる
コーディネイトにも相応しいものだと思いますし、
特殊圧着加工のソールで痛み知らず。
おまけにウィングチップで英国高級靴ブランドのひとつと来れば、
スタイリングの要として、またウンチクを語れるシューズブランドとしても
活用して頂けるものになると思います。
本家のポール・ウェラーは、丈を短く仕上げた細身のスーツにローファーとか、
リーバイスの501にローファー&ステンカラーコート姿を確認出来ます。
今でしたら、ロールアップしたユーロリーバイスの足元や、
ショーツとの組み合わせが気分なんだと思います。
カジュアルスタイルでの着用とは言っても、足元にはそれ相当のこだわりを
見せて頂きたいところですし、本格靴としてはリーズナブルなプライスも
お薦め出来るポイントですので、じっくりご覧になって頂ければと思います。
宜しくお願いします。