FUJITO “Open Collar Shirt”

2021.04.12 / アイテム

FUJITO(フジト)オープンカラーシャツ(チャコール)

FUJITO “Open Collar Shirt”

 

 

 

FUJITOの「オープンカラーシャツ」をご紹介します。

 

 

 

暖かくなってきますとがぜん興味が湧いてきます。毎年恒例の『育成熱』ふたたび。

 

 

ごく稀に観葉植物の話題が上ることがありまして、そのたびに何か育ててぇなぁと思うわけです。

今は小ぶりな植物をご所望。鉢を移し替えたデカブツは間に合っているもので。

 

実を申しますとここ数年、《オーガニックコットン》を鉢植えで育ててました。

意識高い?とかそういうのではなく、種がそこにあったからというのが理由。

ブワっと綿花が開く様子は、たいして手間を掛けなくても達成感があります。しかし飽きてきた・・

 

ということもあり、今年の鉢植えは何にしようか思案中。

生育環境はビニールハウス並み?に整う店内ですので、ちょっくら物色して来ることにします。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト)オープンカラーシャツ(チャコール)

 

 

 

 

未紹介な長袖物のノルマを果たすべく、投稿を進めていきます。フジトさんのオープンカラーシャツ。

 

オープンカラーなんて洒落た呼び方よりかは、“開襟シャツ”のほうが通じやすいのかもしれません。

世間的な定着は別にして、フジトさんのコレクションで欠かさずリリースされていることから

ご存知の方も多かったのではないでしょうか?ようやくですよ当店・・

 

 

私自身が開襟シャツを横目で見ていたのがここまでノータッチだった理由になりますが、

シャツの取り揃えで新味が欲しかったですし、なにぶんこの《柄》は身に覚えがある。

久しぶりに心躍るアイテムに出会えたということで、今回のご用意に至りました。

 

おっかない先輩方の指導が、ウン十年の時を越えて花開いたといったところでしょうか?

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト)オープンカラーシャツ(チャコール)

 

 

 

 

一番の推しになる“バティック柄”は次の段落にて。ざっくりとディテールなどを。

 

 

開襟シャツとしては比較的標準に見えるデザインかと思います。

 

開け閉めで表情を変えられる2WAYの襟元に、パッチ&フラップ式の胸ポケット。

そんでもってフジトスペックと言える↑《背中のギャザー》や《運針・ステッチの細かさ》も

健在ということで、開放的な開襟シャツでも職人魂を忘れないお品になります。

 

大ぶりなシェルボタンを持ってくるあたりも、『上品かつ質の良い』向きにつながっているはずです。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト)オープンカラーシャツ(チャコール)

 

 

 

 

『バティック→インドネシア→ジャワ→ガムラン→スティーヴ・ライヒ』・・?最高かよコレ

私の脳内連想ゲームだと、上の矢印は反対向きにもなりますが。

 

 

 

話を戻してのバティック柄。

 

私が最初に触れたのは、10代後半の「P.A.R.O.S.H.」というイタリアもんだった記憶があります。

誰が着るの?的世にも珍しいファブリックの目白押しでしたが、鮮やかで華やかな色世界は

それだけで感心することが多く、無意識下で影響を受けていたことでしょう。

 

でその後。

某ショップで働きだして半年後くらいでしょうか?件のブランドの半袖シャツが入荷してきます。

並んだのはフジトさんのがおとなしく見えるトンデモ?バティック柄。結構エグいな・・

しかし先輩方は狂喜乱舞されております。そして例のお言葉、『オノちゃん買わないの?』が発令。

洋服屋ならこういうの持ってないと、という優しい指導の末に入手しました。。

 

こう書くとネガティブな印象を与えてしまいますが、デッドストック生地のバティック(黄色だったかな?)は

誰かに譲るまで結構着てましたし、企画の参考に大いになりましたので、結果好製品だったはずです。

 

 

 

FUJITO(フジト)オープンカラーシャツ(チャコール)

 

 

 

久々に出会ったバティック柄は、黄色×花札のような図柄?だったMyシャツに比べると

落ち着いた配色や図案ということもあり、皆さんに薦めてみようという意欲が湧いてきます。

 

別の切り口で見るとユーロバンダナに通じるモチーフも感じられ、イタリアやヨーロッパから見た

バティック柄と言えなくもない。西欧から見たリゾート地への憧憬というか。

本来のキツさが緩和されて“レトロ・クラシック・洗練さ”が表れているというのは、

決して大げさな物言いでないと思っています。

 

 

おまけにこの生地、リネンがミックスされていることから来る経年でのシワ感が楽しめます。

リネンシャツの性質を持ち合わせているのも、個人的に好感を覚えてしまう訳でして。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト)オープンカラーシャツ(チャコール)

 

 

 

グレー×カーキの渋い配色だけに、トロピカルな花柄シャツにはない落ち着いたヴィジュアルは、

ある意味安心感を抱いていただけるのではないのかと。

 

それでも柄のシャツは・・でしたら、ジャケットからチラッとのぞかせるインナーとしてスタートを。

眼が慣れてきた頃にサマーデビュー?させるのも手だと思います。

色々な角度・視野で着こなしかたをイメージしてみてくださいませ。

 

 

 

 

FUJITOの「オープンカラーシャツ」をご紹介してきました。

 

 

開襟シャツというデザインの手前、春夏での印象が強いと思うのですが、

そこに来てのバティック柄での提案、フジトさんのほうでも意欲を込めたアイテムだと聞いています。

 

私も散々ボーダーやらマドラスやらに袖を通してきた中、アロハは未体験。

レインスプーナーだったらパロッシュ着ますという謎理論?をお話ししたのは、

当時こういうのに出会えていたらなぁの裏返しなのかもしれません。

 

ともかくバティックをご存知/そうでない方や、質の良い開襟シャツならコチラをということで

お薦めできる品です。今日の長文を何かの参考になさってみてください。

 

 

それでは宜しくお願いします。

 

 

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