FUJITO “C/N Pocket T-Shirt”
FUJITOの「C/N ポケットTシャツ」をご紹介します。
全然知りませんでした、花火プロジェクト。
耳をそばだてて打ち上げを待っていますが、はたして街中で聞こえるのでしょうか?
先方のサーバーも落ちているようなので・・皆さん楽しみにされているんだと思います。
参加業者の一覧を見たのですが、長野県からの多さが意外でした。
花火作りが盛んなのは伝統だとようやく知る・・
ひとつの学びを得られたので、何も聞こえず・見えなくても悔いはないよと。
それでは先週末にチラッと触れていた、フジトさんのポケTeeを。
お店でご用意するのはかれこれ〇年ぶりということで、めでたくカムバックを果たした↑。
(オーダーをスルーしてた訳でなく、製作のお休み期間に因るため)
長くブランドを見知った方々にしますと、待ちに待った感の強いお品ではないでしょうか。
複雑な仕様に走らない、シンプルな発想で提案するポケTeeですので、
真っ向勝負な潔さが持ち味だと言えます。
ただデビュー時から変わらないのは“斜めポケット”の存在。
フジトさんのポケTeeと言えばの象徴的なディテール、今回も健在でした。
昔のTシャツは最初から斜めにくっ付いていたのではなく、ジーンズの斜行(ねじれ)と
同じ現象がTシャツでも起き、結果的に真っ直ぐが斜めになっていった話のような?
こういう説だったと思うのですが確証がないので、話半分でお願いします・・
糸を細く撚れなかった当時の雰囲気を再現したような、ゆるく波打つ&ネップ入りの
風合いも、こちらのシリーズではデフォルトです。
繊細な手触りでなく、USAヴィンテージに通じる肉厚で大らかな生地だと言えます。
トップグレーならはっきりとした霜降り=ヘザー調が楽しめますし、
ホワイトであっても透け感は皆無なので、クリーンな白Teeとして楽しめるのも
魅力につながるのではないでしょうか。
無地のポケTeeも抗しがたい魅力がありますが、加えて新しい試みを。
それが初のリリースになる“リンガー”タイプ。
リンガーTシャツなんて言うと、襟ぐりと袖口の2ヶ所での配色替えが相場です。
当然っちゃ当然の仕様ですが、自分に限らず「体操着」感を覚える方は多いので、
長い間ノータッチで過ごしてきたジャンルでした。
で↑今回の襟元だけ替えたTシャツ。
これが思いのほか良い印象を抱きまして、これなら全然アリ、いやむしろこっちだろうと
宗旨替え。ガッテンポーズ?まで出すほど気に入った模様です。(偶然ですが・・)
襟元の色が変わるだけで、↑こういった揃えかた=色の拾いかたも楽しめそう。
ちょっと揃えすぎている気もするので(・・)調整は必要かもしれませんが、
リンガーTシャツに縁がなかった私でも親近感を覚えるくらいの“控えめさ”、
この辺りはちょうど良い塩梅だと言えます。
皆さんにもこの新鮮さをぜひ味わっていただきたいなと思いました。
駆け足でご紹介してきましたFUJITOの「C/N ポケットTシャツ」。
数日前の投稿でやんわり触れていましたが、自分としては某ブランドのDIZZYと
同程度のポテンシャルを見ただけに、改めてご用意し続けたい名作と期待しています。
『信頼の置ける大人のポケTee』、そんな一枚をお探しならお薦めです。
タフに使える硬派なTシャツとしてご覧になってみてください。
宜しくお願いします。