ステッキパンツ
単品での紹介がなかったので、改めて取り上げておきたいと思います。
EELの「ステッキパンツ」。
ここ最近のご紹介ですと、
「セットアップも可能です」な売り文句も多いのですが、
実際のところ、“揃い”で着る機会よりかは、それぞれ別途で楽しんで頂くのが、
すんなりイメージしやすいかと思います。
そういう意味でもこちらのステッキパンツ、
素材感も含めて活躍が期待出来るアイテムの様に思います。
商品ページでの着用画像をご覧頂きますと、
テーパードを効かせたスラックス然としているのを確認出来ると思います。
ウエスト周りがトップスで覆われると、
いわゆる“普通”な佇まいのように思います。
ただ、ここからがEELの腕の見せ所(?)でして、
一番の特色となるべきポイントが、
横から後ろにかけて大きくとられた「ポケット」にあります。
直線ではなくて、微妙な曲線の切り口は、
ひと続きしているようにも見えますが、↑でご覧頂けるように、
中の袋地で前後(横・後)の仕切り線を設けています。
『スマイリーポケット』と呼べそうな愛らしいルックスですが、
その実、パンツ本来の機能を押さえているあたりは、
好感が持てるディテールです。
パンツの外側にあるはずの脇線(縫い目)がない
“シームレス”というのは、EELでも時々見かける縫製ですが、
加えて裾の部分をご覧頂くと、後ろ裾の方がやや長い、
いわゆる『モーニングカット』のようになっています。
機能的な効果というのは不明なので割愛しますが、
ポケットと裾口の曲線を揃えて、
上下のバランスを整えているようには見受けられます。
ロールアップして撮影した後に気付いたので、
分かりずらいところでもありますが、
間違いなく後ろ裾は長くしてあるという事で、
ご理解頂ければと思います。
といったところでお送りしたステッキパンツ。
相変わらず、よそさんとは違う視点でお送りしてしまい、
毎度ながら恐縮です...
パッと見、気付いたところでしたので、
耳に入れておいて頂けましたら幸いです。
春夏、特に夏のシーズンのリネンのボトムスは、
素材感も相まり何かと重宝するボトムスかと思います。
ジャケットも合わせて...と言いたいところですが、
単品パンツで手始めにという方が、まずは良いかも知れません。
そんなところも踏まえて、改めてご覧頂ければと思います。
宜しくお願いします。