comm. arch. “Brushed Jumper”
comm. arch.の「ブラッシュド ジャンパー」をご紹介します。
『2つで充分ですよ』の続編を観に行くつもりが、たどり着いた先は老男女?が集う待合室。
予約を取らずに行くと昼過ぎまで時間が掛かることを忘れてました。
自称若者が行くとなんであんなに歓迎されるんでしょうね、整形外科という場所は・・
私の『ブレラン』はいつになることやら?
いやいやファンなら略さず“ブレードランナー”ときっちり言うべきだと思います。
とは言うものの、お店に関してはシーズンインの気配を日増しに感じてまして、
リアル・online-shopともにお越し頂ける方が増えているように思います。
この予兆をしっかり察知・お客さんもがっちりキャッチ(?)ということで、お迎えできればと。
安っぽい日本語ラップは今日限りにして(・・)、本題のアイテムを見ていきましょう。
先週末のまとめブログ以来(実際はだいぶ前からですが)、皆さんの興味指数が
グングン高まっているこちらのアイテム。平たく言えば反響増、注目を集めています。
コムアーチさん内では『カットソー』、ニットの生地をスウェットのように縫い合わせているとあって
そのような見立てだと思いますが、我々から見たら変り種のニットウェア。
トラディショナルなクルーニットにない魅力を覚えて、オーダーしたお店多数。
そのような話が耳に入っています。
『リバーシブルはいらない、ダブルフェイスこそ正義』
5minutes党員(?)なら耳タコで聞かされているかもしれない、私からのスローガン。
今回も初めて使いましたので、以降少しでも浸透していけばと。
↑直近と↑↑さらのその上の画像を比較出来るよう並べていますが、
身頃のメルトンのようなウールとのダブルフェイス&袖のコットンダブルフェイスからなるアイテム。
袖口と裾も生地を互い違い(+ポケットも)にして、クレイジーパターンの体を成した中、
色合いをネイビーで統一してあることが、チグハグさのなさにつながっている。
その辺りが好感を持ってご覧頂けるポイントだと思います。
もちろん肌に当たる面がスムースな天竺生地ということもあり、
着心地に関してストレスフリーなのも、大きな魅力になるはずです。
私見としては「リヨセル」の存在も、好感度を上げる大切なトピック。
ユーカリから作られる再生繊維=エコなものが裏面の生地には混紡されているわけですが、
“シルキーな光沢→なめらか+吸湿性が高い→静電気が起きにくい=体にやさしい”
というのはよそさんでは挙がりにくい情報なので、ひとつお納めください。
『あなたにもキモティーあげたい』、懐かしいCMが目に浮かびます。
あれ、なんか違うな・・?
トップの画像でもポケットのフラップは外に出していますが、
正しくは閉じておく仕様なので一応補足までに。
ギミックと言うほど大げさでなく、シンプルなディテールになる“隠しスナップボタン”。
一般的にはもっと小さな金属製のが付きそうな所ですが、
このナットボタン風な高級感も、隠れた名スペックとして押さえておいてください。
ON/OFFでヴィジュアル的な切り替えになるのも、
自他共のフェイバリットディテールです。
当初からM/L・2サイズのみの生産ですので、その辺りはご了承ください。
サイズ感としては多少幅をゆったりさせつつ、着丈に長さを出していないこともあり、
いわゆるビッグシルエットほどの巨デカ?感はなし。
適度な余裕の範囲内でお召し頂けるはずです。
これがニット成分100%なものだとオーバーサイズ、着続けるとさらにルーズなんてことに
なるんでしょうが、綿とのダブルフェイスなので型崩れしない・伸びないのもメリット。
(ここにも繊維強度の高い“リヨセル”効果が)
スウェットプルオーバー的感覚でざっくり着られるのも、嬉しい限りでしょう。
あまり複雑なことはしてませんが、自分ならこんな感じで着るんだろうなぁ
という願望・目論見込みでのスナップ。
なにかパーソナリティがよく表れているような?病弱感ということでなく・・
お客さんとの会話でも、ヴィジュアル面でのキャッチーさや
素材の組み合わせのバランス、着心地の良さも含めてよい反応を頂けています。
私自身も勝手ながら手応えを覚えてしまう、ナイスなリアクション。
100%ニットウェアにないアイデアやディテールなどは、今季のラインナップの中でも
ユニークな輝きを放っている好アイテムではないかと。
今日の投稿がセレクションの参考になれば何よりです。
宜しくお願いします。