FUJITO “Type G9 Blouson”
FUJITOの新作、「タイプ “G9” ブルゾン」をご紹介します。
アップしてから幾日か経過していますが、店頭&online双方ともに
興味をお持ち頂けている様で、反響の大きさを実感しています。
Twitterでも入荷してきた日から何度か触れていますが、
個人的に楽しみにしていたアイテムとあって、普段にはないテンションだったのは、
改めて振り返る必要もないかと思います。
「なに!?このFUJITOのブルゾン。圧倒的にしゃれている。。 」
このつぶやきが、全てを物語っているのではないでしょうか。
いつもより熱い思い入れは、商品ページに反映されていると思いますので、
そちらもご覧頂きつつ、補足をいくつか。
バラクータのG9と言えば、SANDERSのプレイボーイチャッカの項でも
取り上げてました、
(この時のブログ、また濃いですね。どうぞ再読を)
スティーブ・マックイーンが愛用していたとあり、
近年リバイバルな勢いがあります。
そのG9の特徴と言えば
『ドッグイヤーカラー・ラグランスリーブ・裾&裾のオールリブ・裏地がタータン』
なところが挙げられます。イッツ イングリッシュトラディショナル。
これはこれで素晴らしいアイテムです。
ただこのアイテムをさりげなく着るには、マックイーンや高倉健さん並の
貫禄が必要そうで、スウィングトップそのものが醸し出す野暮ったさが、
ちとハードルを高めている感は否めません。
そのあたりを踏まえて提案する、今回のFUJITO流G9。
自分の見立てでは、シングルライダースのスマートさも
上手く表現出来ている気がしたので、第一ボタンまできちっと留めてみるのも、
スタイリングとしてありだなとは思っています。
商品テキストの中で、“前振りで付けられた”なる項目が出てきます。
これ、テーラードのジャケットでよく用いられる製法で、
袖を肩にいせ込んで縫い付けた結果、
袖が前に振られた状態になるってことです。
袖ぐりと前身頃は細くシャープにしつつ、
上腕(二の腕の所)と肩甲骨まわりに余裕を出すことで、
運動量を確保して動きやすくする。
細く見えるんだけれど、ストレスなくスイスイ動けるディテールの裏返しです。
ドレス畑出身の自分としては、この辺はニヤニヤしながら
見ているポイントですが、何のことやら?な方も多いはずですので、
店頭で逐次お伝えしていきます。
WALDESのジッパー以外、オール天然素材というのも、
本家とは異なる部分。
昔からの自分の志向、チェック≦ストライプを反映してくれたような裏地にも、
好感が持てます。
あと使われているライトモールスキンですが、極々うっすら毛羽立ち感のある、
超微起毛ファブリック。
これコットンなの?なちょっとした驚きも、ここに記しておきます。
本来のラインナップですと、ベージュとネイビーもありますが、
この微妙な色彩のブルーグレーには、
個人的に相当グッと来ています。
(結構ミリタリーウェアに通じる色合いでもあったりするのですが)
といった具合にひとまずお送りしてきたFUJITOのG9。
書いてきた自分も収集がつかなくなったので、
今日のところはこの辺にしときますが、
今シーズンのFUJITOのアウターの中では間違いなく、
キーアイテム的立ち位置なもののはずです。
ネット界隈?では、もう既に話題を集めているだけに、
お早めにご覧になって頂ければと思います。
宜しくお願いします。