comm. arch. “Super Soft Cotton Chambray Shirt”
comm. arch. “Super Soft Cotton Chambray Shirt”
comm. arch.の「スーパー ソフトコットン シャンブレーシャツ」をご紹介します。
卓上カレンダーのおかげで、突然?の祝日にも驚かなくなりました。どっしりと作業を行えます。
とは朝には雪がちらちらしてましたし、風が強すぎてガラス窓が揺れること×2。
その昔強風で窓枠が消えた(・・)ことがありましたので、細心の注意を払っていくつもりですが。
ここ数日で夏に片足突っ込んだブツをアップしています。ポロシャツや薄手ボトムスなど。
さすがにこの陽気ですとアナウンスしずらく・・
イールさんとフリストフィアさんが該当しますので、そちらのページをのぞいてやってくださいませ。
それではコムアーチさんのシャンブレーシャツを見ていきます。
ここ数年の当店ですと、スウェット・ボトムス・セーター・アウターでお世話になってたような。
ただ今年は品揃えを拡充してみたいきっかけもあり、しばらくぶりのシャツに登場いただきます。
親しみのあるシルエット+感心するディテール、そして黒シャンと。
黒いシャンブレーやデニムに反応してしまうのは、パブロフの犬のようですが仕方ありません・・
ちなみにその犬の中でジョンと呼ばれていた子がいたらしい。うちと一緒かよと思いました。
まずは生地からでしょうか。わざわざ“スーパー ソフト”と冠するだけはある、未体験のシャンブレー。
この手の生地との出会いは、圧倒的に(ワーク)シャツが多いでしょう。デニムの薄いヤツ的なノリで。
ということから察するに、ゴワゴワとした硬いモノをイメージされるんじゃないでしょうか?
そんな固定観念、↑コチラのシャツで払拭できるかもしれません。
洗い込むだけでこんなにやわらかくなるの・・という、何かしら魔法を発動した形跡がありますし、
わずかに毛羽立った風合いからして、ストレスフリーな着心地なのは明白。
見た目と質感とのギャップ、今回も堪能いただけるはずです。
シャンブレーなのにワークシャツ然としてこないのは、↑も関係してくるはず。
ステッチのない《コンストラクション ヨーク》であること。
カスタムメイドを手がけるシャツメーカーさんが得意にするテクニックでして、私だとボレッリさんが
初遭遇だった気がします。
ただここでは間違いなくインディビさんからかと。そこかしこにリスペクトが見え隠れするわけで。
もともとはジャケットを着たときのゴロつきのなさ&スムーズに腕が通る等を狙ってなはずでしたが、
今となっては洗濯によるパッカリング=洗い縮みが見えないことから来る“クリーンなヴィジュアル”、
そこに重きを置いたものかと思います。
お持ちのシャツとぜひ比べてみてください。
「いってこい」は業界ごとで意味合いは異なるようですが、我々の場合だと↑を指します。
《スラッシュパイピング》で仕上げた袖口。
どちらかというとレディースのブラウスで頻出するやり方でして、剣ボロの持つカクカクというか
ゴツゴツしたイメージ(“ソード”だけに鋭い感じ?)に比べると、柔和でフェミニンな感じかも。
ただ実際はそうでなく、前述のインディビさんでもリゾートやカジュアル向けで取り入れられる
仕様です。要はクラシックとかビジネス以外なら全然アリ、男女も問いませんなディテール。
そんな風にご覧いただければと。
剣ボロを傷めない実用的なものと言えるあたり、アメリカンスタイルの良さを再確認しました。
数値だけでボリューム過多のビッグシルエットと見てしまう方、心配無用です。
リラックスできるサイズ感だけど巨デカではない、その絶妙なさじ加減。
身頃のたっぷりさに比べてデカさを覚えないのは、袖丈や裾の深い前後差(ラウンド テイル)に
秘密があるように思いますが、私の体格からするとありがたみが多々ある提案で、
毎度袖を通すのが楽しみだったりします。
タッパがある方だとまた違って見えるでしょうから、ご協力仰いでおくことを忘れずに。
comm. arch.の「スーパー ソフトコットン シャンブレーシャツ」をご紹介しました。
私の感心どころになる3ヶ所(生地・肩のステッチなし・いってこい)を挙げましたが、
小姑のような語り口?にビビッてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
まぁ『ええ生地使ったシンプルなバンドカラーシャツ』とあっさり終えてしまうよりかは、
様々な手口で理解を深めるのが5minutes流というもの。
これだけ語りどころがあるのにこのプライスというお値打ち感、正直それもあったりしますし。
何はともあれコムアーチさんの公式サイトでも堂々取り上げていることから、
今シーズンの自信作なのは正しい見立て。
コレクションの気分を楽しめる一枚、じっくりとお確かめくださいませ。
宜しくお願いします。