ヴァケーション 3/4
先日アップしたEELのシャツ、評判が良いようです。
ここ数年、シャツ界?の一大ムーブメントと言えるかと思います、
シャンブレー生地。
特にシャツに限ってと言った事でもなく、色々なアイテムで見かけますが、
夏のシャツ=シャンブレーなイメージや、
アメカジ好きに欠かせない生地ということもあるのでしょう、
かなり目にすることが増えたような気がしています。
個人的にもシャンブレーという生地自体は好物です、生地自体は。
この物言いから察するに、僕自身をご存知の方でしたら
なんとなく気付かれると思いますが、
アメカジというジャンルがすっぽり抜けている僕からすると、
シャンブレー=ワークシャツ=ポ〇トオーバー〇ールやらエン〇ニア〇ーメント
などの勝手なイメージもあり、この手のワークシャツに
とんと興味を示すことはありませんでした。
で、そんな矢先に出会ったのがEELのヴァケーションだった訳です。
ワークシャツにありがちな胸のパッチポケットなど、
大味な?ディテールが見られない、一見するとおとなしい印象にも
見えるシャツですが、袖口のギャザーや袋縫いの襟など、
EEL得意の仕様は健在ですし、何と言っても比翼仕立てのフロント部分が
大きな特徴です。
洗いこむことで生地がよれて、閉めて着た時のレンガ色のボタンの
見え隠れ具合を楽しめる仕様です。
比翼仕立て(フライフロント)の由来が、庶民が華美な装飾を隠すための
前立てだったとか、戦場でボタンやジッパーがキラキラ光って
敵に見つかるのを防ぐ役割からとか、諸説ありますが、
付属品が少なくなる=フォーマル度が上がっていくというのもありますので、
どことなくスノッブな感じさえしてしまうのが、このヴァケーション。
おとなしい、ではなくて
「大人しい」というのが相応しいそうなシャツだと思います。