FUJITO “Shirt Coat”
FUJITOの「シャツコート」をご紹介します。
3月に入りましたので少しスピード感を出していきたいなとは思います。
ということでスオーロさんのバッグ関係やイールさんのボトムスをアップしていますので、
ひとまずお目通しくださいませ。
無難な出だしになったのはだいぶ時間が押したため・・
さっさと本題に入っていきます。
アップして以来放置していましたが、そろそろ機が熟したということでピックアップ。
本日はフジトさんのシャツコートがお題になります。
当店では久しぶりの登場になりますコチラのアイテム。↑のバナーが残っていたから
もしかしたら薄~くご記憶が残っている方もいるかもしれません。
3年前のデビュー以来、ご好評につき定番化を果たしてまして、私もリピートのタイミングを
図っていた中、気に入った生地で巡り合えた2021年の春。ようやくの再会になったのかと。
まぁともあれだいぶ時間が空いたようですので・・とりあえず↑から商品のおさらいを。
オーダーに至らなかった=空白の期間がなぜあったかと申しますと、
私なりに思う『コートならこうあってほしい』という先入観に邪魔されていたからだと思います。
今回は良い塩梅のモノに出会えました。
“リネン×コットンのキャンバス生地”ということあって、私好みのフシやネップが入った
風合いは、事あるごとにオーダーしてしまう質感。
洗濯や着用で自然と波打っていく様子は、リネン好きにはたまらないことでしょう。
私は更にその奥にフレンチヴィンテージや軍モノのホスピタルウェアを見てしまいますが、
まぁそういう偏った視点?は置いといても、春夏の高揚感につながるのではないでしょうか。
『コートでもあっても“高級ドレスシャツ”と同等な作り』なのが、ご好評の一因につながっているのは
間違いないところかと。
運針の細かさにコーナーぎりぎりまで攻めた(・・端から1mmの比喩です)コバステッチ、
ハンドメイドシャツからの影響もありそうなギャザーの寄せ方など、カジュアルアイテムらしからぬ
縫製水準の高さは、製品を手がける《唐津シャツ工房》さんならではのもの。
こういう繊細な作りはパッカリング(洗い縮みによる縫い目のデコボコ)の目立たなさから
お上品な見た目が維持できるのもメリットです。
リネンの素材なのでそんなことも言ってられないかもしれませんが(・・)、
気が向いたらお持ちのシャツと比べてみることをお勧めします。
もう一枚着画が増えればコーディネイトページも更新できそうですので、
日差しの降り注ぐ天候を期待しましょう。少しずつブツも増えてきていることですし。
気温20度に到達するまでには何とか・・
フジトさんのスタンダードに定着しました「シャツコート」、今回分はいかがでしたでしょうか。
『さらっと羽織れる軽めなコート』という絶妙な立ち位置に、丁寧な縫製や生地の選び方の双方に
ブランドの気質がよく表れていると思います。
代表作のひとつになるコチラ、ご存知orそうでない方もその魅力に触れてみてください。
宜しくお願いします。