FUJITO “Band Collar Shirt”
FUJITOの「バンドカラーシャツ」をご紹介します。
数日前の投稿で、『いささかスロウリーな入荷状況』的なボヤキをしていましたが、
ボヤいたら次の日に商品が届くという、急展開を見せた2016年春物動向。
以前の発言を心の中で撤回しつつ、謝罪の意も込め早々に作業に着手。
FUJITOの本格的な新作としてアップしています。
話は変わり最近ふと思ったのが、
『この前フリが長いということ』。
本編に行く前に力を注ぎすぎ、ダメージを被った状態ですと
キレ味が薄まるのは明白なので、今後は短縮形で済ませたいなと。
そんな風に思っていますが、はたして成果の程はいかに。。
FUJITO “Band Collar Shirt navy”
悔い改めるような序文からして、既にオーバーヒート気味ですので(・・)、
商品の紹介に専念します。
B.Dシャツを筆頭に、名作揃いのシャツのラインナップですが、
コレクションごとに新味のあるものがリリースにつながっています。
今回ではそれが、↑でご覧頂ける“バンドカラーシャツ”になるでしょう。
昨年あたりから市場的にも提案が多くなり、トレンド的アイテムとして
ピックアップされるのを受けて、FUJITOさんのほうでも意識的にチャレンジ。
今までのラインナップになかった、新鮮味を覚えて頂けるかと思います。
FUJITO “Band Collar Shirt khaki”
ベースになったのが前述のB.Dシャツということもあり、
ご存知の方からするとデザイン違いのみということで、捉えやすいことでしょう。
本文中でもチラッと触れていますが、パッチポケットや猫目ボタンといった
ミリタリー・ワークに通じるディテールを取り入れつつ、
こぎれいで品良くまとまっているのは、FUJITOの面目躍如たるところ。
画像掲載出来ていませんが、ボタンひとつひとつを「根回し(根巻き)」にて
仕上げているところも、見逃せないポイントです。
唐津が誇る名ファクトリー=“ID工房”さんの丁寧な仕事っぷり、
もれなくご覧頂ければと思います。
今回のバンドカラーシャツで興味深かったのは、↑ファブリックの提案。
テンセル×コットンのブレンド素材です。
テンセルのメリットというのは、春夏こそ得やすいような気がするのですが、
蒸し暑さがある頃に重宝する吸湿性や速乾性、肌に優しいやわらかさなど、
すこぶる快適に過ごせるのではないかと。
それを活かす意味でのディテール(この場合はバックヨークのプリーツですね)
は、個人的にも好感を持っています。
普通に洗濯していく分だと、アタリや白ちゃけた具合が
少しづつ出てくると思うのですが、かえってそれが好都合で、
デニム他とのエイジングものとの、“抜群の相性の良さ”を楽しめる、
そのようにも思います。
さらっとした風合いとパリッとした質感が織りなすハーモニー。
わかりにくい例え(・・)でも、袖を通すことで実感頂けるのが、
今回のバンドカラーシャツではないでしょうか。
良く色落ちしたデニムに、袖をまくって無造作に着てみるのが、
イメージを描きやすいシンプルなスタイリングだと思いますが、
その辺りはシーズンインした頃に再度取り組んでみるとして、
私としては『ブルゾン』に登場頂こうというのを目論んでいます。
自分の中でなかなか咀嚼できていなかったシャツの裾出しのバランス、
こうやって見れば得てして普通でしたので、
今後は積極的に取り組んでいこうかと思えました。
立ち襟系統のシャツ、久々に袖を通してみたのですが、
普段とは見え方が違うこともあり、何年かぶりに訪れた『シャツ熱』の高まり。
デザイン的な部分もそうなんですが、やや色味のトーンが薄まった
カーキやネイビー(これブルーっすね)も、当店には久しくなかった流れで、
気に入ったポイントだと自己分析しています。
FUJITOの春夏コレクションの第一陣を飾る、新作のバンドカラーシャツ。
じっくりとご覧になってみてください。
宜しくお願いします。