FUJITO “Type B-10 Blouson”
FUJITOの「タイプ “B-10” ブルゾン」をご紹介します。
冬のヘビーアウターということで、コチラへの投稿のタイミングを見計らっていましたが、
そろそろアウター全般に手を付けていかないといけませんので、
重い腰を上げてインフォメーションさせて頂くことを決意。
今季のFUJITOを代表するブルゾンを取り上げていきます。
アップ自体は先月末に終わっていたはずですが、
想像以上に良い反響を頂けているようで、私としてもひと安心。
ここから熱いアジテーション?を行い、
より盛り上がりに貢献していければと思います。
FUJITOのラインナップでも、ここ数年重要な位置を占めていますブルゾン。
当店でもその都度ピックアップしてご用意しているのですが、
個人的に思い入れがあるのが、一大センセーションを巻き起こした
あのスイングトップかと。
狭い範囲でスマッシュヒットを記録したこともあり、記憶に色濃く残っています。
その時のムーブメントがきっかけになったとは思うのですが、
シーズンごとにリリースされるブルゾンでは秀逸なものが多く、
皆さんにも強い興味と関心をお持ち頂けているように思います。
2015年では、“フライトジャケット”にフォーカス。
春夏ではMA-1、そして秋冬では「B-10」にスポットを当てて、
FUJITOなりのアレンジを加えたのが、↑のアイテムになります。
このB-10、いくつか存在したU.Sアーミーのフライトジャケットの中でも
やや特殊な立ち位置だったこともあり、知名度は低いながらも、
アイテムそのものの評価を得ています。
何が良いかと言いますと、フライトジャケットの中では
最も(おそらく)細身というかこじんまりしたシルエットに加えて、
レザーやナイロンものに占拠されているラインナップ中、
数少ない“コットンもの”だったということです。
ある種の異彩を放つ存在ということで、
レプリカ市場でも一定の支持があるのもそうなんですが、
フライトジャケット特有のガテン・現場感(?)がさほど出ないこともあり、
デザインソースに用いやすいのは、間違いないところでしょう。
ディテールの特色は、商品ページで箇条書きしていますので、
その補足などをしながら。
フライトジャケットのB-10がモチーフというものの、文句の多かったディテール面は
かなり改定。気配りの効いたブラッシュアップは、大きな魅力です。
↑のポケットも、ヨコ入れ可のハンドウォーマー仕様ですので、
本家にはない好感の持てるポイント。
個人的には生地の取り方で、タテ入れでさえも抜群の保温性という、
至れり尽くせりな防寒対策がされているのに、感心しています。
表のメルトンでヴィジュアル的な暖かみを覚えつつ、
裏のコットンで風や冷気をシャットダウン、
中のHI-LOFT(←リンク先チェックを)で防寒機能も完備した、
見た目以上のヘビーアウターになる、B-10ブルゾン。
またまた私的な指摘、↑のピンロック(片ツメ)などもニヤリとさせられるところ。
今回はアウターらしいネイビーを選んでいますが、
何年もお付き合い頂くアイテムとして、汎用性のあるカラーリングであるほうが、
私・皆さん双方にとってもメリットだと思います。
ダークカラーのメルトンからチラチラのぞく、
ボアとのコントラストが付いた配色も、さりげない主張ではないでしょうか。
最初にお伝えしておくべきところでしたが、コチラのブルゾン、
あの名作スイングトップのパターンやスペックをアップデートしているだけあり、
テーラードに通じるパターンや資材の選び方など、
FUJITOの評価をグッと上げた部分を踏まえています。
ミリタリーアイテムの特徴になる、妙に絞られたウエストのリブも、
独自のコントラスト仕様=ハーフリブも継続しつつ、
段リブに格上げしてあるのも、結構気に入っているポイントです。
アイテム的にさほど中を着込まなくて良いだけに、
↑ミドルゲージのニットの上からさらっと引っ掛けて頂く、
そんなスタイリングをイメージ出来る、B-10ブルゾン。
今シーズンのコレクションにおけるキーアイテムですので、
どうぞご覧になってみてください。
宜しくお願いします。