EEL “Dunro ni Inu”
EELの「暖炉に犬」をご紹介します。
てっきり既報済みかと思いきや、どうもそうではないらしい..
が発覚して数十分。
予定していた長大ブログをこちらに差し替えてお送りする本日のブログ。
この時間から数日前と同じノリの投稿は厳しいので(・・)、
こちらのニットウェアをピックアップしていきます。
昨年、いや一昨年あたりからでしょうか?
記憶が定かではないのですが、そのネーミングセンスに冴えを見せるEELが、
一段上の領域に上がったなと思わせる事例が出てきました。
絶賛販売中のオリオンコートやオーロラマンDコート、砂浜デニム等々、
ユニークなネーミングながらも、アイテム名がオシリにくっ付くことで、
初耳であってもぼんやりとしたイメージは描ける範囲だったかと思います。
去年初めてリリースされたのが、コチラの「暖炉に犬」。
ぱらぱらとめくっていた資料にこの名を見つけたとき、
予想の斜め上を行き過ぎていて、当初は??しか浮かびませんでしたが、
モノを見たらハイ納得。
アンタたちスゲェよ・・と、いたく感心した記憶があります。
名が体を表すとはよく聞きますが、こちらのニットに関しては、
“体が名を表す”というのが相応しいんじゃないでしょうか?
ケーブル・パネル・リブの編み地を、リズムよく等間隔で繰り返した、
どことなくノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれる、暖炉に犬。
加えて↑をご覧頂ける限りでも、なんとなくは気付かれんじゃなかろうかと。
『このニット、なんか“丸っこく”ないですか?』
ご明察です。こちらは「ホールガーメント」により編み立てられています。
つなぎ目のない、シームレスなニッティングが売りのホールガーメント。
皆さんも一つ二つ三つはお持ちでいらっしゃるかも知れません。
ケーブル模様のニットですと、ざっくりとしたフィッシャーマン系のお約束ですが、
海の荒くれ者が着ていたモノだけに、その重量感たるや言わずもがな。
気軽に袖を通すには中々なりづらい、そんな側面もあろうかと。
フィッシャーマンニットの類いを、もっと手軽に着たいんだけど...
暖炉に犬の評判の良さは、その辺なんだと思います。
見た目にはウェイトがありそうなんですが、編み立ての糸も細いので、
とにかく軽い。そのギャップには素直に驚かされます。
糸の細さは着心地の良さにもつながっていて、
カットソー感覚で着ても肌にストレスを感じにくいのは、
うれしいところだと思います。
(天の声)
『おやおや?そこのあなた。うるさいウンチクはその辺にして、
ひとことおっしゃいなさい。“あの白い犬みたいでかわいいって”』
皆さんがモフモフしたい犬は、各自の判断に委ねるとしまして、
ここまでネーミングとアイテムの特徴が完全にマッチしているのは、
そうそう見かけられないように思っています。
私も天の声に従い、今後の接客姿勢をあらためていくつもりです。
現在のところ、レディースサイズを残すのみになってしまいましたが、
女性陣の画像がないということで、私が代役を務めさせてもらいました。
まぁ幸いなことに、ニット・コート・ボトムスともに
女性サイズのストックはあるので、目を細める等のひと工夫をして頂き、
スタイリングの参考にしてみてください。
宜しくお願いします。