MASTER&Co. “PUEBLO WALLET”
MASTER&Co.の「プエブロ ウォレット」をご紹介します。
アップしてからだいぶ日も経ち、インフォメーションを放棄した?
と思われそうな頃。
その理由は私がサボっていた、ということでは決してなく、
ある時期が来るまではということで、自主的に控えていたからです。
で、およそ2ヶ月過ぎましたので、そろそろ良いのではないかと。
まずはデザイン・ディテール等を詳しく見ていきましょう。
形状としましては、デニムのヒップポケット大のサイズになる、
フォールディング=2つ折りの本体をジッパーで開閉するスタイルです。
↑でご覧頂ける範囲でも、外観は至ってシンプルだと言えますし、
内観も札入れ・小銭入れ・カード入れも備えた、
実用的かつスタンダードなデザインだと思います。
厳密に見ていくとこのプエブロウォレット、実は“3つ折り”といって良さそうです。
一般的な2つ折りの財布に比べ、ややこじんまりとしたサイズですので、
収納量はどうなの?と、当初は疑問を持っていました。
ただ↑でご覧頂けるように、折り返しでカード用のフォルダを備えてます。
ということで都合3つのカード入れが存在します。
おおむね10枚はいけるはずです。
あと、小銭入れの裏も隠れスペースとしてご利用頂けますので、
プラス2枚程度は差し込めそうです。
マックス12~13枚のカードが収納出来るかと思います。
レシート等が挟まり、生活感のある画像ではありますが、
日々使っていく具体的なイメージになるのではないでしょうか。
もしかしたら、ここからが本題に当たるかも知れません。
「プエブロ=PUEBLO」なるレザーについて。
商品ページにも書いていますが、イタリアの名門タンナーの
バダラッシ・カルロ社がリリースしているバケッタ製法によってなめされた革がコレ。
バケッタの革と言えば、当店でもFracapでおなじみです。
そんなバケッタレザーの表面に、ひび割れたようにキズをつけて
毛羽立たせたプエブロ。
触った感じは障子紙とか包み紙とかの、いわゆる“和紙”みたいな質感。
スエードとは違いますが、ちょっと引っ掛かるようなタッチかもしれません。
で、2ヶ月ほど使ってみました。
たかだか2ヶ月ほどのエイジングで、ここまで劇的に変わるとは...
早々にツヤ=光沢が増して、色合いも濃く深まってきています。
もともと加脂=オイルが十二分に浸み込ませてある
レザーだと聞いてますが、こういう変化をしていくのとは、
露も知りませんでした。
惜しむらくはネイビーを選んでしまったところですが、
(友人に『泥だんごみたいだなぁ・・・』と言われたので)
現時点でやや明るく見えているチョコやオリーブだと、
スピーディに色が濃くなって深みが増し、
よりレザーアイテムならではのエイジングを楽しめるはずです。
過剰にベトベトとした質感ではなく、手に吸い付くような
しっとりとした触り心地も、使っている本人からしても
気に入っています。
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革製品に対する捉え方というかご意見は、
皆さん各自でお持ちだと思います。
イタリア製がいいとかインポートものが良いとかエトセトラ。。
ただグレードの大小はあるものの、海外の著名ブランドでも
↑と同じタンナーさんから仕入れていることもあり、
素材としての質はそこまで遜色ないこともよくあります。
逆に技術的なところや、日本の慣習を踏まえた上での
デザインやディテールからすると、
自分としても軍配を上げるのはMADE IN JAPAN。
ここだけの話、お値打ち感というのも正直あります。
MASTER&Co.でもかなりのラインナップが用意されてますので、
今後少しづつ増えていくかと思いますが、
純粋に自分で使おうと思ってご用意したプエブロウォレット。
どうぞご覧になってみてください。
宜しくお願いします。