5minutes Living ~イギリス軍コロニアルチェア~
5minutes初のインテリア/エクステリア関連のアイテム、
ヴィンテージの「イギリス軍コロニアルチェア」が入荷しました。
コロニアルチェアと言って良いものか分かりませんが、
イギリス軍で使用されていたフォールディング(折り畳み)
出来るアルミ製のチェアで、
イギリス軍が植民地統治時代に考案したノックダウン構造
(簡単に分解・組立が出来て持ち運べる作り)
のチェアを踏襲したものなので、そう呼ぶことにします。
このコロニアルチェア、アルミ製でものすごく軽く、
分厚いキャンバス生地や木製の肘掛部分など、
見た目だけでもヴィンテージな雰囲気を醸し出していますが、
インテリア的に見ても、世の中の名品と言われているイスの元ネタとして、
知る人ぞ知る存在のものです。
一番有名な所だと、ル・コルビュジェ
(とピエール・ジャンヌレとシャルロット・ペリアンですね)の作品
「LC1 スリングチェア(バスキュラントチェア)」
もこちらを元にしたと言われてますし、
北欧系だとオーレ・ヴァンシャーの「No.149」などは、
そのままコロニアルチェアと呼ばれていたりと、
イージーチェアと呼ばれるジャンルのイスたちは、
だいたい影響を受けている代物です。
新作商品の入荷の中の一品でしたので、ザクザク拭いたくらいで
まだ詳しく見ておらず、ノックダウンっぽいけど本当にバラせるのか?とか、
年代は?お値段は?等疑問ばかりなものなんですが、
名作チェアの影にはコイツあり!なストーリーや機能性の高さ、
そしてもちろん座り心地の良さまで、
そのプロダクトとしての完成度の高さは、
素晴らしいの一言に尽きると思います。
決してエル・デコあたりで
「今年の注目チェアはコレ!」
みたいなことにはならないとは思いますが、オリジナルだけが持つ
雰囲気だけでも味わって頂ければと思います。
近日中には「Dead Stock & Vintage Collection(デッドストック・ヴィンテージ コレクション)」
にアップしたいと思います。
「キューブリックが『バリー・リンドン』の撮影時、
アシスタントの用意したディレクターズチェアが気に入らず、
蚤の市で見つけたこのイスに座っていた」
「ダニー・ボイルが『スラムドッグ・ミリオネア』の撮影時、
アシスタントの用意したディレクターズチェアが気に入らず、
屋台に置いてあったこのイスを拝借して座っていた」
えー、これは全部フィクションで僕の想像上のことを
書いてみただけなんですが(笑)、
そういう風に言われるとそうかもしれない、と思わせる魅力が
このイスにはあると思います。