FUJITO “Hike Shirt”
FUJITOの「ハイクシャツ」をご紹介します。
地図アプリさまさま。
先日の出張時、20ウン年ぶり?に目黒駅で降りたのですが、のっけから出口を間違えます。
自分の記憶ほど不確かなもの無し・・
慌ててアプリを起動させて何とか目的地へたどり着きました。
以前なら迷うのも味わい=乙なものくらいな気でいましたが、アポイントに遅れるのはいただけません。
アプリを見ながらであっても逆行くときはありますが・・あっいけねですぐ引き返せるのは大助かり。
まだ徒歩での利用ですが、機会があったらカーナビとしても役立ってもらいましょう。
こう考えるとスマホのポテンシャル、全然活かしきれてませんね・・
便利な小さい板?程度の認識、改めていかないと。
それでは本日のお題=ハイクシャツを。
先行でご紹介した「アーミーシャツ」・「オフィサーシャツ」に続き、当店でのお初アイテムになるコチラ。
シャツ部門でのニューカマー第3弾になります。いつになく積極的な品揃え。
ビッグシルエットシャツがトップセラーなのは重々承知なのですが、皆さんお持ちでしょうし
マンネリ打破というのもございます。心情的に新作を欲していた、そういうことなんだと思います。
説明文内で述べていますように、『80年代のハイキングシャツ』へのオマージュが込められたお品。
おそらく某P社のシャツが元ネタかと思いますが、ネーミングはされども内容はだいぶ異なるはず。
以下で少し触れていきましょう。
系譜的には前述のオフィサーシャツに連なる、“レギュラー幅”モデルになるハイクシャツ。
ビッグシルエットシャツに比べれば着丈-4・肩幅-3・身幅-11cmになりますので、
ワンサイズ以上すっきりさせたシルエット。
すっきり細くと言っても、まだだいぶ余裕のある向きです。同じサイズを選んでいただく
限りで問題ありませんので、違和感を覚えずお召しいただけると思います。
後ほど触れるかもしれませんが、襟やポケットのコバステッチやボタン等は
ビッグシルエットシャツと共有させていることもあり、カジュアル/アウトドアを出自としていても
とことなく小ぎれいで気品のあるヴィジュアルに仕上がっています。
大味でいなたいアメカジとは違う、大人のチェックシャツといった提案です。
アイキャッチになる胸ポケットはあえて深堀りせず。斜めのフラップが洒落ているのは一目瞭然。
このアイデア、カーゴパンツのポケットでも共通させたと見ていますがはたして・・
個人的なお気に入りポイント、実は↑だったりします。
ヨーク~カフス裏~襟裏(冒頭の画像参照)の当て布。ネイビーの平織りコットン生地。
自分の持っているペンドルトンのボードシャツも、同じような位置に裏地を貼っている記憶が
ありますが、あれナイロンなのが気になってました。おまけにウール100%で結構縮んだし。
このハイクシャツもチクチクや汚れ防止の意図の裏地でしょうが、ナイロンのような肌触りの悪さは
皆無だし、袖を折り返したりしたときの悪目立ちもありません。
そういう意味で着心地の良さ格段にアップというのは、皆さんにも納得いただけることでしょう。
メインの茶色にブルーを差し込んだチェックの配色。分量は違えど毎度おなじみ「アズーロ・エ・マローネ」。
“イタリアから見たアメカジ風味なチェック”、この辺のセレクトにフジトさんらしさがあるのかと。
ざっくり言えばネル素材=ネルシャツの一派に見られそうですが、↑でご覧いただけるように
『表:毛羽立ち/裏:ゼロ起毛』な質感。
見た目はふんわりソフトでウォーム感がありつつ、肌に当たる裏面は毛羽なしのスムースタッチです。
着ていてかゆくならず&引っ掛かりなくかさ張り知らずと来れば、半袖Tシャツからミドルゲージのセーター
くらいまで、ストレスフリーな重ね着を楽しめるように思います。
実用度とファッション性を備えた生地、かなり総合点は高いというのが私なりの見立て。
あと細かいところで、『ヨークの狭さ→インバーテッドプリーツ以下が長見え→美麗なシルエット』
という後ろ姿に好感を覚えていますが、文章にすると何言っているかわからない・・ので、
何かの機会に図入りで補足します。覚えていれば。。
FUJITOの「ハイクシャツ」をご紹介しました。
生地の様子やポケットからして、ライトアウター的な立ち位置で捉えられる方もいらっしゃるかと。
パッと見はそういう印象とさせつつ、前述の綿100+表裏の違い等々も踏まえると
真冬のインナーにも使えるのは誇張ではありません。事実ルックブックはそういう着こなしですし。
今回初めてご用意したハイクシャツもここ数年リリースが続けられていることもあり、定番モデルに
ジャンプアップを果たしました。その評判のほど、ぜひ手にとってお確かめください。
それでは宜しくお願いします。